全国各地で裏モノ化?「史上初の3コマぶち抜きBIG」絵柄を採用パチスロ機!!

「史上初の3コマぶち抜きBIG」絵柄を採用

 今回のレトロスロットは山佐の5号機『燃えよ功夫大戦』(2011年)です。3連絵柄といえばやはりユニバーサル系の『サンダーV』や『3連ドンちゃん』あたりが有名ですが、カンフーシリーズの3連ぶち抜きボーナス絵柄もインパクトは抜群でした。

 シリーズの初代は2000年にリリースされた4号機『カンフーレディ』。その3連ぶち抜きBIG絵柄は本機にて誕生したといわれており、主人公は拳法服を纏った『チーパオ』という女の子です。

 当時は裏モノも残っていた時代。山佐のパチスロはあの『ニューパルサー』を筆頭にノーマルでのゲーム性が非常に優れていたせいか、他メーカーと比べると裏モノ化するマシンは極端に少なかったのですね。

全国各地で裏モノ化?単純なゲーム性が原因か…

 しかし、このカンフーレディに関してはその例も通用せず。各地で次々と裏モノ化していたことを記憶しております。私自身も出張先でたまたま打ったカンフーがバリバリの裏モノで、昼過ぎから閉店まで打ち切り万枚を超えた記憶がはっきりと残っているのです。

 その頃は大量獲得したお客さんの記念写真を撮るのが流行っていましてね。見知らぬ土地で写真を撮られることには抵抗もありましたが、結局ピースサインでカメラに収まったことも覚えております。

 1枚は記念で頂き、1枚はパチスロコーナーに貼り出されるとのことでしたが、今考えると我ながらよく承認したなーと思いますね。まぁカンフー自体は山佐らしからぬ単調なゲーム性が原因で裏モノ化したのだとは思われますけども。

 当時の攻略誌で見た情報では激しい連チャンと強烈なハマりの繰り返しとありましたが、私の台は高設定だったのか3~ 5連と200~ 500Gハマりの繰り返しなもんで確実にメダルが増えていくんですよね。

 2002年には後継機種である大量獲得タイプの『カンフーレツデン』をリリース。それからしばらくは間が開くのですが、それが今回少しばかり遊んできた燃えよ功夫大戦でございます。

 本機はいわゆるA+ARTタイプ。前年のロデオ『新鬼武者』のヒットで活況しつつあるART市場に満を持して投入されました。メインリールには3連絵柄がないのですが、その代わりに液晶演出上で3連チーパオが再現されます。

 約205枚獲得できるBIGと63枚のREG。ART『功夫ラッシュ』は1セット40Gで純増約1.5枚。継続はセットストック方式でコミカルな演出が特徴的でしたね。

 しかし、大ヒットまでには至らず。同時期のライバルであった『緑ドンVIVA情熱南米編』や『秘宝伝~ 封じられた女神』が強力でしたからね。その2ヶ月後にリリースされた初代『モンキーターン』は大ヒットしたのですけが。

 まぁ今回は3連チーパオも出ましたし、一瞬見逃しそうなプレミア演出まで拝めたので大満足です。それよりも4号機の初代カンフーレディが久々に打ってみたいですね。じゃじゃ馬娘の連チャンをもう一度味わいたいものです。

 その後は『燃えよ!功夫淑女ドラゴン』(2017年)、『カンフーレディ・テトラ』(2018年)と5号機2機種をリリース。後継機種のリリースも待ち望まれるところですね。

電撃しらっち

業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や業界関係者への取材記事、羽根モノや一発台を特集するなどオールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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