パチンコ業界の「大御所から厳しい意見」も…有名コンサルタントに向けたアンサー動画が話題

 10月25日から27日まで、業界最大級の無料セミナー「JAPaN×CFYダブルインパクト4SELECTION2024~6000店舗時代の選択~」が開催された。主催はJAPaNセミナーとシー・エフ・ワイ。本セミナーには日本遊技機工業組合の榎本善紀理事長、MIRAIぱちんこ産業連盟の金光淳用代表理事などが登壇し、パチンコ業界関係者は無料で視聴できた。

 このうち、「パチンコ未来」をテーマとした10月27日にはJAPaNセミナーの代表にして有名コンサルタントの高橋正人氏がパチプロたちを呼んで討論を実施。ベテランライター・大崎一万発氏はこれを視聴し、「パチンコ業界にお世話になってる業界人がパチプロを議論の場に呼んで、なにをやっとるんや」などと主宰YouTubeチャンネル「まんぱつ」内の動画で発信したところ、高橋氏からSNS上で「意図が伝わってないんじゃないか?」などと反論があったという。

 これについて大崎氏は、アンサー動画をアップ。「49分のセミナー動画を見ましてですね、本当に中身が無かった」と言い切った。

有名コンサルタントに向けたアンサー動画が話題

「今のパチンコ業界はイベントで玉を出すようになってきて、還元率が上がってきている」。これについては大崎氏も頷いたものの、「還元先」が問題。「パチプロとか、平日でも朝から行ける人」に向けたイベントが主であり、「一般の人に還元されていない」ことから「常連さんが減って、玉を出しているのに市場が小さくなっていく」と説明した。

 それ故、「プロばかりに取られているから市場が盛り上がらない」などといまさら提言されても、「そんなのみんな、知っとるやん」と一蹴。パチプロを招いたならば「パチプロの方が嫌がる商売のやり方」を聞けばいいと感じたものの、そういった内容ではなかったそうで、大崎氏は「なんでホールの人に向けてやっとんねん」と呆れ返った。

 最終的には「2024年に向けてホールが取らなきゃいけない未来志向のやり方」として、「パチプロのように期待値ばかり特化した人間でもなく、どういう販促施策も響かないようなライトユーザー層でもなく、その中間層を狙っていきましょう」と発言した模様。

 これに関しても大崎氏は「みんなそこに向けてやっとるんだ」「10年前からやっとるんだ」とし、「ライオンは肉を食べるから肉をあげましょうと、動物園の人に向けて言っているのと同じ」と例えた。

「よく考えて発信しないと」と提案

「これをすごい専門家のご意見として、悪い方に振られていく人が出ると、業界にとってはますますマイナスじゃないかな」。大崎氏は高橋氏のスタンスについて「最低限、今の事情、状況、現実というのを勉強してから物を言うのが、お店さんからお金をもらう仕事の、最低限の責任」と言及。「(セミナーを)観た上で意図が伝わったのに対してのお答えなので、これはもう、怒らないでほしい」とし、「今後、業界向けにセミナーをやるんだったら、どういう人が見てるか、どういったところで戦っておられてる方が頼りにしているかをよく考えて発信しないと」と提案した。

 今後、このバトルに進展はあるのか。ひとまず、興味のある方は動画をご覧いただきたい。

【ふざけんな】『大﨑さんは何も分かってない』 売られたケンカ買うぞ

パチmax! 編集部

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