ついにパチンコが世界進出!? 北米最大のアニメイベント「アニメエキスポ2017」へ日本の遊技機が出展で遊技人口は増加する？

　その手段の1つが「アニメエキスポ2017」への出展なのだ。アニメに代表されるクールジャパンの潮流に乗り、若年層が抱くパチンコ・パチスロに対するイメージを覆すことが狙いとなっている。

　同委員会は昨年の「アニメエキスポ2016」にも遊技機を出展。4日間で約4,000人が遊技を体験し、77.5％が「来日した時に遊んでみたい」と回答するなど好評を得ることに成功した。

　世界中より注目が集まるアニメイベントで、パチンコ・パチスロの魅力を伝えることができたと言っても大袈裟ではない。若年層に対し効果的なアピールになった可能性もあるのではないか。

　ただ、それは「単純に興味を持っていなかっただけ」の人間に限られる。「問題はそこではない」という意見が多数存在しているのだ。

　パチンコ・パチスロを遊戯しない人間の多くは、強すぎるギャンブル性を敬遠しているからだ。依存症や強盗・子どもの車内放置など、パチンコ・パチスロ絡みの事件・事故が多いことも影響しているだろう。

　このような”マイナスイメージ”を払拭することは決して容易ではない。アニメイベントでアピールしても、効果は見込めないと考えるのが自然だ。

　もちろん「単純に興味を持っていなかっただけ」の人間も存在している以上、反響を得られる可能性はあるだろう。しかし、遊戯人口増加へ向けた有効的な対策と言い難いのは事実だ。