「10万円ないと不安」「1000ハマりを想定」…パチンコの軍資金について調査

松戸檸檬の人生ちらみせ道中膝栗毛―パチンコの軍資金―

 みなさんこんにちは、松戸檸檬です。突然ですが、パチンコ初心者の人から、「パチンコを打ちたいんだけど、軍資金はいくら持っていけばいい?」と聞かれたら、なんて答えますか?

「ミドルを打つなら3万円ぐらいかな」と言いたい所だけど、もしも初めて打つ時に千ハマりしちゃったら…と考えると6万円ぐらいは必要だ。千円あたり17回転の台を1000回転も回そうと思ったら、それぐらいは財布に入れておかないといけないかなと思ったけど、さすがに初心者に「6万円は持っていきなよ」なんて、口が裂けても言えない。

 アンケートを取ってみたら、一番多かったのが3万円、二番目が10万円だった(差、ありすぎー!)。

 3万円で当らなかったら止める人、当るまで打つ人で軍資金の額に差がある結果だった。1円パチンコでは5000円という回答が多く、やはり2、3万円が一般的な額と言えそう。もしもパチンコ初心者に軍資金の額を聞かれたら、「1円パチンコなら5000円、4円パチンコなら2、3万円ぐらい要るかな」と言えば良さそうだ。

パチンコもハイソサエティーな玉遊びと言ってもいい

 パチンコは1000回転ハマることも珍しくないし、単発が続けば、毎回軽く5、6万は負ける遊びなのだ。こうして文面にしてみると、遊びにしては豪華だなと実感する。ゴルフで高めのコースに行ってもお釣りがくるもの。安いコースだったら毎週末ラウンド出来てしまう。価格の面では、パチンコもハイソサエティーな玉遊びと言ってもいいでしょう。

 荒いスペックが主流となっているホールにおいて、パチンコで遊びたいとなると一番適しているのは、1円パチンコなのかなと思う。1円は娯楽、4円は限りなくギャンブルに近い娯楽なのかもしれない。今のパチンコはギリギリ娯楽という地位を保っているものの、4円パチンコの投資金額が娯楽を超えているのは、みんな薄々気づいているだろう。

 昔の1円パチンコと言えば、ホールの苦肉の策で誕生したイメージが強かったけど、今はそんなことはない。確かに誕生当初は回らない事が多かったが、今は良心的な所もある。むしろ、1円で回らなかったら、4円はどうなんだろう…と不安になるぐらいだ。

 なんでも、1円パチンコは薄利多売なのだそう。確かにガラガラのシマの4円パチンコに比べて、ほぼ満席に近いぐらい客付きの良い1円パチンコ。稼働しないで通路と化した機種でも1円パチンコのシマに導入すれば高稼働することもある。そして、離席率も少なく、私の見る限り1円パチンコは昔の「パチンコは長時間粘るべし」を実践している人が多いように感じる。

 もちろん、4円パチンコでも期待値のある台を長時間打つのがいいに決まっているが、運ありきという所もあって、なかなか難しい。

「それはアンタのヒキでしょ?」と突っ込まれそうだけど、オスイチで1万発出た玉をサクッと打ち込んでしまい、追加投資した事もある。こういったパターンは普通に負けるよりもすごく悔しい気がする。

 なので、プラスになった時点で止めて時間を他の事に使った方が有意義だし、そこでぐっと堪える事が出来れば負ける日を減らす事が出来ると思っているし、それをこれからパチンコを始める人にも軍資金の額と共にアドバイスしたいと思う。ただ私は実践できた試しがない。

松戸檸檬

パチンコ発祥の地・名古屋市出身。ファッション誌の編集者になる予定がパチンコ雑誌の編集者になった事がきっかけで、この業界にズブズブと浸かる。編集者の後、フリーライターを経て、開発会社にてグラフィックデザイナーとなる。パチンコ業界の外側から内側まで経験し、業界で稼いだお金はキチッとホールに還元する清く正しきパチンカー。 

Twitter:@matsudo_lemon

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