パチンコ新台11月「本名機」登場!? プロ目線で選ぶ「良台」「危険台」をズバリ発表!


 役物やボタンだけではなく、何と液晶やサウンドまでもが震えるというのですから驚きです。「シンプルさ」がウリの海物語のゲーム性に、アツくなれるポイントが追加されたと言えるのではないでしょうか。

 そんな「ビッグバイブ機能」を最大限に活かす新ステージ「クリスタル」も追加されるなど、確実に”進化”しているという印象です。これまでとは違った楽しみ方を、プレイヤーに与えてくれそうですね。

 ホールにとって、安定した稼働が見込める『海物語』は重要な存在です。現行機”最後”の『海物語』を、今後「3年間」使っていきたいと考えるホールは多いと思います。11月にリリースされる中で、最も多く導入される「本名機」と言えるのではないでしょうか。

ビッグコンテンツに黄信号!? 無視はできないが……

『CR不二子~Lupin The End~』(平和)11月20日導入予定

「選定理由」

 平和さんが誇るビッグコンテンツ『ルパン三世シリーズ』の最新作ですね。ヒロインの峰不二子がメインに押されている点も、ファンの注目を集めている要因だと思います。

 ベースは前作の『Lupin The End』。本作では、その後が描かれているのですがシリーズ最終章で明かされる「真のエンディング」は見逃せないポイントです。ファンの方は興奮することでしょう。

 気になる出玉は3R約450個、8R約1200個、16R約2400個。そんな最大出玉2400個の払い出し比率は、「ST中大当たりの50%」と納得の出玉性能を実現しています。また、ST中の8Rまたは16Rの大当たりは次回STが濃厚となる「お宝リンクシステム」を搭載するなど、強力な仕様になっていますね。

 しかし、不安に感じる部分もあります。100回のST中に通常当りを引く確率が23%もあるので継続率は約64.3%となっているようです。ST中の引き戻し率は約83.6%ありますが……正直、目新しさは感じることができないという感想です。

 同じようなタイプの『牙狼 翔』と比べれば、通常からのST突入率は高いという魅力はあります。約2400個の出玉がある点も大きいですが、特別な違いが感じられませんでした。もう少し尖ったスペックにするなどして、この機種の特徴を出した方がユーザーの興味を集められたような気もします。

 あとは筐体ですよね。「不二子イルミ」や「ハート役物」「不二子ロゴ&エクササーチ」などNEWデバイスも設置されていますが、前作の『Lupin The End~』と「大きな違い」を感じることができませんでした。

 人気のシリーズで期待も高いだけに、「新枠であって欲しかった」と思うファンが多いのではないでしょうか。その点はもったいない感じがしますね。仮に「作り込んだ感じがしない」「急いで作ったのでは?」と思われてしまったら、厳しいかもしれません。

『ルパン三世』はパチンコ界を代表するコンテンツです。築き上げた実績は申し分ありませんし、人気キャラ峰不二子をメインに押し出した点も大きな魅力と言えるでしょう。

 ST中は50%で約2400個となっている点を支持するユーザーもいると思いますので「無印」とまでは言いませんが、苦戦を強いられる可能性も否定はできないという印象です。
(文=編集部)

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