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パチンコホール「異例のスピード休業」に飛び交うさまざまな憶測……営業期間わずか「4カ月」大手ホールの”大失態”もたらす影響とは

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 度重なる規制により、パチンコホールの倒産が目立つ昨今。2017年のホール倒産数は前年度の約2倍にあたる「29件」に及び、さらなる店舗縮小が危惧されている。だが、その一方で、地方を中心に拡大し続けるパチンコホールもあるようだ。

「遊技通信」(遊技通信社)3月号で特集されている「話題のホール」によれば、大手パチンコチェ―ン店「D’ステーション」は昨年末、福岡・長崎エリアに12店舗を同時オープン。また、兵庫や千葉にも新規出店を行い、店舗拡大に意欲を燃やしているとのこと。

 その中でも、本誌が最も大きく取り上げているのが「D’ステーション前橋エキータ店」である。

 台間や島間は十分なスペースが確保され、開放的な空間を演出。販促関連では、ガラス面の映像を透視しながら情報発進が行える、デジタルサイネージを店内に設置しているとのことだ。パチンコを楽しめるだけではなく、充実した店内設備に周辺地域では話題の最新ホールだったが……。

 今月12日、突如同店は休業を発表。休業理由には、「抜本的な設備変更」「リニューアル企画を一から立て直す」と明記されているが、今月中までに「貯玉・貯メダル」の引き落とし手続きを行うようユーザーに呼び掛け中だ。これは「閉店」と捉えられても仕方がない。

 昨年末のオープンから半年も経たずに実質的な”閉店”を迎えた「D’ステーション前橋エキータ店」。そんな異例のスピードにさまざまな憶測が飛び交っている状況だ。

「大手パチンコホールが1年も経たずに”休業”するケースは非常に珍しいですよ。中小のパチンコホールでも滅多に起きません。

今回の閉店に関し、ネット上では『さすがに早すぎ』『なにがあった』と疑問の声が相次いでいますね。また、『グラウンドオープンから出していなかった』『客を大事にしていない感じが……』という印象を持ったユーザーもいるようで。

大抵のホールが行うグラウンドオープンは、お客さんに還元するイベントに近いもの。もし、同店がオープンしてすぐに利益追求の営業方針だったとしら、今回の結果は当然かもしれません。ただ、それらをやるメリットが全く分かりませんね。地域住民との信頼を築く、最も肝心な期間ですから……。そこで裏切るとは考えづらいですよ」(記者)

 年々店舗数が減少していく一方で、拡大し続けるパチンコチェーン店。その存在は、衰退する業界を活気付けるに違いない。

 そんな業界の「希望の星」として期待されていた「前橋エキータ店」の”早期休業”宣言は、ユーザーのみならず、業界にとっても「ショッキング」な出来事だったのではないか。

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