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パチスロ狂い「家スロ」「JRA競馬」の永久ループ!? パチンコ出玉規制「新たな刺激」求め、直線レースに掛けたアツい想い

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パチスロ狂い「家スロ」「JAR競馬」の永久ループ!? パチンコ出玉規制「新たな刺激」求め、直線レースに掛けたアツい想いの画像1「家スロと馬券場」

 パチスロの全てを愛しパチンコホールでは飽き足らず、家にスロットを置くいわゆる「家スロ」をこれまで「計10台以上」も購入。自他ともに認める「パチンコジャンキー」である筆者。

 しかし、2015年末からスタートした5.5号機の登場。そして先月から出玉リミッター搭載の5.9号機のみの販売が開始された。射幸性を下げられた新台が苦戦を強いられる状況に「パチスロ」への “モチベーション”は下がりながらも、家スロを回していたが……。

 家スロだけはなにかが足りなかった。いくら好きとは言え、家スロで回した回数はゆうに「100万G」は超えているはず。飽きもくる。そして金銭を掛けない家スロにはギャンブル性がない。つまり、真剣勝負でしか味わえない「刺激」を欲していた。

 そうした現状に頭を悩ませ「新たな刺激」を求めたどり着いたのが……公営ギャンブル「競馬」だ。

 かつて購入するためには、競馬場か場外馬券場「WINS」に足を運ぶしか手段はなかったが、現在馬券は「ネットで購入」、レースはテレビで視聴と全て家で完結できる便利なシステムとなっている。

「このシステムなら競馬をやりながら家スロができる……!!」

 と思いついてすぐにネット投票システム「JRA IPAT」を登録。家スロと競馬を同時に楽しむ準備を整えた。

 初日を迎えたある某日。第1レースに備え、早朝にスロッターの友人を家に招いた。お互い初日ということもあり気合が入っていた。むしろ空回りしていたかもしれない。

 約30分間に一回行われる競馬のレース。その合間に家スロを回していた。まずは、レースを予想する。それを終えると家スロを遊技。レースが始まるとテレビに集中して声援する、そして再び予想するというループが続いた。

 競馬初心者ながらも懸命に予想するが、両者ともに一向に当たらず。そして「家スロ」も大当たりから遠ざかっていた。その状況が続き徐々に苛立ち始め、競馬のレースは応援から怒号に変わっていた。

「もっとムチを叩け!」「なに出遅れているんだよ!」

 もはや家が競馬場と化していた。近所迷惑になっていたかもしれないが、それほどまでにアツくなっていたに違いない。

 そんな熱心な応援もむなしく予想はかすりもせず、昼を迎えた。そして家スロは天井に到達。お互いもぬけの殻となっていた。「神様は本当に意地悪だ……」と無神論者であるのにもかかわらず、都合よく登場する神を恨んだ。

 無論、パチスロは天井が搭載されている機種であれば運関係なく当たりを得られるが、競馬では勝利を自力で掴み取らなければならない。そこで倍率の低い馬券、つまり「当たりやすい馬券」を買ってその日の競馬を締めようと考えた。

 しかし「その日の負けはその日に取り返す」というギャンブラーたる精神、そしてそれ以上に熱狂していたこともあり、当たればその日の収支がプラスとなる馬券を購入した。

 そしてとある重賞レースがスタートした。お互い本命馬が一緒だったため、同じ馬を応援していた。本命馬は快調なスタートを切り、まずは一安心。先行馬ということもあり、直線まで残ってくれることを、固唾を呑んで見守った。そして順調に位置をキープし、直線に差し迫った。

「頼むからそのまま残ってくれ!!」

 これまでにないに大きな声を上げ、心の底から応援した。全てを託した馬に必死の声援を送るも……徐々に後退していき、本命馬は馬群に沈んだ。そしてテレビ画面からは消え去ってしまった。そのあっけなさに笑うしかなかった。

 ただ、掛け額問わずこれほどまでに興奮できるのは、競馬の魅力の1つといえる。そして一瞬の興奮度はパチスロを超えるものがあった。

 競馬の魅力を新たなに覚え、次週の土日も「競馬」と「家スロ」のループを楽しむこととなるだろう……。
(文=回胴ジャンキー山崎)

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