GJ > 競馬ニュース > 【徒然なる神のくず競馬トーク】
NEW

【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】

【この記事のキーワード】, ,
【徒然なる神のくず競馬トーク】キャプテン渡辺
キャプテン渡辺の【徒然なる神のくず競馬トーク】

「天皇賞・春」

 さて、今週はG1天皇賞・春でございます。

 毎回のことですが、実に悩ましいメンバーになりました。人気馬には明確な不安材料があり、さりとて人気薄が1着を獲るイメージも全く湧きません。穴はあくまでも2〜3着か……いや、3着かなあ。基本的にはG1は堅いものですからね。ここも少なくとも大穴は3着まででしょう。

 まあ、現時点ではヒモの穴候補を考えるより、まず本命馬を決めなければいけません(4/26、15時現在)。ウイニング競馬では、金曜の昼過ぎまでに本命を決めなければいけないのです。これがつらい(笑)。オッズがわからないのが何よりつらい。

 ただ、泣き言を言っても始まりません。先ほどまでウンウンと頭を悩ませていました。私の予想スタンスでは、本命にするのは「勝つ」と思える馬。基本的には勝つ可能性とオッズを秤にかけて、本命を決めています。

 今回のメンバーで頭となると、ドゥレッツァかテーオーロイヤルかタスティエーラ。結局、頭はこの3頭のどれかとしか私には思えない。では、どれを取るか? ですが……。

 最初に書きましたが、3頭とも不安材料がたっぷりなんですよ。で、一度は穴で勝つ可能性がある馬を探りに探りましたが、結局、勝ちまである穴馬は見つからず、この3頭に戻って来たのです。はい。

 ドゥレッツァは菊花賞(G1)のイメージが鮮烈で、みんなあのイメージで買うと思うのですが、あれはC.ルメール騎手史上でも三本の指に入る神騎乗だったと思っています。

 もちろん戸崎圭太さんも一流なのですが、それでも久々の騎乗になる戸崎さんに“あれ”を求めるのは酷なのでは?と。私はドゥレッツァは皆が思っているより、後ろの位置になるのではないか?と思う。

 実際に日本海S(3勝クラス)で戸崎さんが乗った時は追い込みでしたし、金鯱賞(G2)ではルメール騎手も追い込みでしたよね。で、菊花賞もスタートは良くないんですよ。それを大外枠からああいう乗り方をしたから神騎乗だったわけで、あんな乗り方を今回戸崎さんはしないのではないか?と。おそらく1番人気はドゥレッツァですよね? ならば、本命はヤメておこう……となりました。

 タスティエーラは前走いくら何でも負け過ぎなのと、この距離もどうなの?と。それでもJ.モレイラ騎手でおそらく結構な人気になりますよね? 来ても全く驚きませんが、買いたくないんですよねえ(笑)。

 で、テーオーロイヤル本命に落ち着きました。

 すんなりテーオーロイヤル本命に決められなかったのは、まず京都が初めてというのが一つ。そして、強かった前走の阪神大賞典(G2)ですが、あれは最高の枠からずっとインを回り、最後は簡単に前が開いたんですよね。強かったのは確かですけど、あの着差は鵜呑みに出来ない。

 ただ、復帰後の長距離戦での強さは本物でしょう。おそらく、ここはドスローのはず。長距離戦のドスローからの切れ味勝負は、この馬が最も力を発揮出来る条件。仮に多少速くなったとしても、タイトルホルダーが異常に強かった天皇賞・春で3着だったので、大崩れはしないのでは?と。あの時は3200mとしては、かなり速いペースでしたから。

 枠も良くないですし、何となくの雰囲気ですが、多少世の予想家達にナメられるんじゃないか?と感じています。人気馬の中では一番妙味があるのではないか?と。現時点では何となくの雰囲気を感じ取るしかないところがつらいです(笑)。皆さんは、ちゃんとオッズも馬体重も見てギリギリまでよく考えてください(笑)。

 他の人気どころではブローザホーンもかなり悩みましたが、前走で掛かっていたのが気がかりで、距離が延びるのは大きな不安材料です。それでいて絶好枠を引きましたし、おそらく思っているより人気になるでしょう。ならば、切りだ!

 サリエラも魅力的に見えますけど、重賞勝ちのない牝馬がここでどうだろう?と。あとサウスポー臭もしますしね。天皇賞・春で一番成績の良い1番枠に入ったことと武豊騎手騎乗で、こちらも過剰に人気になるはず。ならば、切りだ!

 相手候補は実に悩ましい。今のところはマテンロウレオ、チャックネイト、プリュムドール、シルヴァーソニック、サヴォーナ辺りが気になっています。が!これらは3着までか……。2着もドゥレッツァかタスティエーラのどちらかの可能性は高い……。

大儲けするには三連単しかないのか!?
私もウイニング競馬までじっくり考えます!
では、皆様のご武運もお祈りしております。頑張りましょう!

キャプテン渡辺

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛