芸能界「最強ギャンブラー」見栄晴『競馬予想TV!』司会20年で導き出した答え。博打は「わからない」から面白い?【特別インタビュー】


――「担当厩舎」というと、よく『競馬予想TV!』でも、例えば藤沢和雄厩舎の馬の話になったら、担当の松本ヒロシさんに話を聞いたりするアレですか?

見栄晴:そうそう。『エイト』を見ると各記者の担当厩舎が一目瞭然で、馬柱の中で担当厩舎の記者が「◎」を打っている馬から買うの。逆に担当厩舎の記者が「無印」の馬は消し。その厩舎を担当してるんだから、他の記者の印よりも信頼性が高いんじゃないかと思って。

――なるほど! それは、今までありそうでなかった馬券術ですね。ちなみに見栄晴さんの「会心の馬券」は何ですか?

見栄晴:この買い方とは関係ないけど、マツリダゴッホの有馬記念だね。2007年はちょうど僕が結婚した年で「4月3日」に入籍しました。それで中山が得意なマツリダゴッホを本命にして、それが3番だったから、あとは4月3日から4番、2007年から7番を取って「3‐4‐7」のBOXで買ったんです。そしたら、それがそのまま入って。

――それは凄い!

見栄晴:嫁さんと2人で見てたんですけど、レースが終わったら嫁さんが「これ、当たってんじゃないの?」って。でも、その時に気付いたんですよ。他にプライベートで買った「もう100円分持ってるわ」って。

それで2人で買った方は「当たった」って言いましたけど、もう100円の方は黙っていました(笑)。さらにお小遣いをねだられたら堪んないんで。この秘密は、墓まで持って行くつもりです。嫁さんのビギナーズラックと、自分の経験値が合わさった会心の馬券でしたね。

――見栄晴さんは『武豊TV!』(フジテレビOONE)のナビゲーターを務められたほど、武豊騎手とは親交が深い。出会った”きっかけ”は何ですか?

見栄晴:豊くんとは、奥さんの佐野量子さんが同じ事務所だったから、最初はその繋がりだったね。2人が結婚する前からの知り合いで、結婚式の2次会の司会は僕がやったんだよ。

今でも京都に行ったときは、電話して2人で飲んだりとかもしますね。そうすると、最後はだいたい豊くんの家に行って、量子さんと3人で締めの飲み直しです。豊くんはお酒、超強い。「キング」って呼ばれてるから(笑)。

――競馬場だけでなく酒席でも「キング」とは、さすが武豊騎手ですね(笑)。どういったお話をされるんですか?

見栄晴:競馬の話は全然しないよ。昔は多少あったけど、年齢と共にどんどんしなくなったね。

でも昔、ヒシミラクルが勝った菊花賞の時に、豊くんが1番人気のノーリーズンに乗ってたこともあって「(3000mの)距離どうなの?」って聞いたら「ちょっと長いかも」って返ってきたんだよね。

それで「これはいらないかも……」って、友達の皆にも「危ないよ」って話したら、ゲート空いた瞬間に、たまたま豊くんが落っこちた(落馬)でしょ。そしたら友達からバンバン電話が掛かってきて「凄いなあ!」って。いやいや、そこまではわかんないよ!(笑)。

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