GJ > 競馬ニュース > スティルネスが出走
NEW

JRA新潟2歳S(G3)で引退種牡馬ゴールドヘイローの「大いなる遺産」となれるか?スティルネスが出走

【この記事のキーワード】, ,
JRA新潟2歳S(G3)で引退種牡馬ゴールドヘイローの「大いなる遺産」となれるか?スティルネスが出走の画像1

 
 8月26日、新潟競馬場で行われる伝統の2歳重賞、新潟2歳S(G3)。過去、同レースの好走馬からは後の活躍馬が多数出現している。古くは、ビクトリアクラウン(エリザベス女王杯勝馬)、メジロドーベル(G1,5勝馬)、近年も勝馬からは、ハープスター、エフティマイア、2着馬からも、ウインファビラス、イスラボニータ、ジャスタウェイと錚々たる顔ぶれが並ぶ。

 今年も同レースには、クローバー賞を楽勝したあのウインゼノビアを新馬戦で千切ったジョディーをはじめ、中京2歳Sを2着した大活躍中のジャスタウェイ産駒エイシンゾーン、2世代のみでリーディングサイヤー9位につけるロードカナロア産駒が3頭となかなかのメンバー構成だ。

 この派手な出走馬の中において、地味ながらも注目の馬がいる。スティルネス(2歳牝 美浦・小島茂之厩舎)だ。同馬は年に数頭だけの生産という小さな牧場の様似堀牧場の生まれ。母のマツリダワルツは地方馬、父も地方馬だったゴールドヘイローとお世辞にも華やかとは言えない地味な血統の馬だ。

 父、ゴールドヘイローは、サンデーサイレンス産駒ながらも地方馬として大井競馬場でデビューし話題にもなった馬だったが、脚部不安からわずか1年半という短い期間で競走馬人生を終えた。その後、生産オーナーの尽力もあり、種牡馬として第二の人生をスタート。中央5勝プロモントーリオ、札幌記念を含む重賞4勝・香港Cで2着したトウケイヘイローなどを輩出した。

 そのトウケイヘイローの活躍もあり、日高スタリオンステーション、イーストスタッドと転々としながらも、昨年まで種牡馬生活を送っていたゴールドヘイローだったが、2009年に102頭あった種付数も翌年以降、産駒成績の伸び悩みもあってか激減し、2017年に生まれた10頭を残して競走馬の種牡馬生活から退いた。スティルネスの同世代も僅かに16頭のみ。その父の忘れ形見ともいえるスティルネスが、新潟2歳Sに挑戦する。

JRA新潟2歳S(G3)で引退種牡馬ゴールドヘイローの「大いなる遺産」となれるか?スティルネスが出走のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を