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パチンコ「出玉規制」で”冬の時代”到来も……データが示す大手メーカーの「底力」

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 昨今のパチンコ業界はまさに冬の時代。パチンコ・スロット共に射幸性は著しく低下し、遊技人口は減少傾向にある。当然、その被害はパチンコホールが受けるわけだが、それは機種開発を手掛けるメーカーサイドにも及んでいる状況だ。

 パチンコは大当り確率が1/319を下限とし、確変継続率は65%が上限となっていた(※10月25日に上限撤廃)。パチンコの醍醐味である「連チャン」。その”最大の武器”を失っていたのである。

 一方パチスロは、5.9号機から出玉ストッパー「有利区間」の搭載が義務付けられ、今年2月に施行された6号機でATタイプの開発が認められたものの、最大のネックとされる「有利区間」は残る形となった。各メーカーを代表する人気コンテンツでさえも、ヒットするのが厳しい状況となっている。

 そのため、双方ともに販売台数は大幅に減少。これまで新台の1機種は必ず10万台以上を売り上げていたが、昨年のパチンコ№1は『ぱちんこCR北斗の拳7転生』(サミー)の約9.5万台。『CR牙狼GOLDSTORM翔』(サンセイR&D)は約8.4万台、『CRぱちんこ必殺仕事人Ⅴ』(京楽産業.)は約8.0万台と、1台も大台を超えることがなかった。

 パチスロも同様に『押忍!番長3』(大都技研)の約7.2万台が2017年の最高値。以下、『北斗の拳 新伝説創造』(サミー)の約4.5万台、『アナザーゴッドポセイドン-海皇の参戦-』(エレコ製)の約2.7万台と、これらのネームバリューでさえもこの結果である。非常に厳しい局面を迎えているわけだが……。

 そんな中、大手メーカーは平成31年3月期の中間決算を発表。具体的なデータは以下の通りである。

パチンコ「出玉規制」で冬の時代到来も......データが示す大手メーカーの「底力」の画像2(各メーカー、IR情報より)

■平和:売上高→約802億円、営業損益→約207億円、経常損益→約203億円

■SANKYO:売上高→約297億円、営業損益→約32億円、経常損益→約37億円

■セガサミーHD:売上高→約1710億円、営業損益→約102億円、経常損益→約91億円

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