
【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声

25日、今年の天皇賞・春(G1)の枠順がJRAより発表された。
平成の盾男・武豊騎手のサリエラは1枠1番、絶好調のJ.モレイラ騎手とコンビを組むタスティエーラは4枠7番、上位人気を予想される昨年の菊花賞馬ドゥレッツァは6枠12番、対抗格と目されているテーオーロイヤルは7枠14番に決まった。
1枠2番に入ったヒンドゥタイムズが左前肢跛行のため出走取消となったのは非常に残念だが、まずは出走する全人馬が無事に完走してくれることを祈りたい。
春G1「勝利の方程式」が天皇賞でも炸裂するか
いつもなら狙っている馬がどの枠に入り、レース展開を思い浮かべるのだが、今週に限ってはそれ以上に“気になるサイン”がひときわ目を引いた。
それは何かといわれるとテーオーロイヤルが14番枠だった点である。この枠順が確定した際、これに気付いたファンがSNSで発信してざわついた。
というのも今年の春G1では、ある意味「勝利の方程式」といっても過言ではない結果が続いていたからだ。まずは参考までに結果を振り返っておきたい。
■平地G1で3着以内に入った馬の馬番(2024年)

フェブ 1着ペプチドナイル(9番、11番人気)
高松宮 3着ビクターザウィナー(10番、5番人気)
大阪杯 1着ベラジオオペラ(11番、2番人気)
桜花賞 1着ステレンボッシュ(12番、2番人気)
皐月賞 1着ジャスティンミラノ(13番、2番人気)
※フェブ=フェブラリーS、高松宮=高松宮記念
お分かりいただけただろうか。なんとここまで行われた5つのG1で馬券圏内に突入した馬の馬番がひとつずつ増えていっていることを……(9→10→11→12→13→14?)。この法則に従えば、天皇賞・春で14番に入ったテーオーロイヤルの馬券圏内突入は、もはや約束されたようなもの……かもしれない。
「さすがにこれだけあからさまに続くと、一部のファンから『JRAはやり過ぎじゃないか』という声も出ていました。偶然の一致であることは間違いなさそうですけど、G1の大本命馬が絶好枠を引き当てたときに『仕組まれている』とか、『勝たせたい馬があらかじめ決まっている』みたいな陰謀論は珍しくないですからね(笑)
ですが、最初は気にしていなくてもG1のみで5回も続くと、そろそろ違和感を覚えるのも確かです。もしテーオーロイヤルが馬券に絡むと6回連続になりますから、さすがに異常です。現在2番人気の馬が3連勝中ということもありますし、当日も2番人気なら騙されたつもりで乗ってみるのも面白そうです」(競馬誌ライター)
ただ、ひとつ気をつけておきたいのは、「ウマい話」には罠もあるということだ。
某メジャーリーガーの通訳が全幅の信頼を得ながら裏切り行為を働いていたことが発覚したように油断は禁物。三国志で有名な軍師・司馬懿が「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」と警戒を怠らなかったように、最後の最後まで慎重な判断が求められるだろう。
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