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JRA「好調バローズ軍団」アレスバローズCBC賞(G3)連覇へ最大の障壁は「天」

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 30日、中京競馬場で行われるCBC賞(G3、芝1200メートル)に昨年の覇者アレスバローズ(牡7歳、栗東・角田晃一厩舎)が出走する。得意の舞台で連覇を達成できるのだろうか。

 この春、バローズ軍団からついにG1馬が誕生した。ロジャーバローズが日本ダービー(G1、芝2400メートル)を制したのだ。猪熊広次オーナーは日本ダービー直後から「(凱旋門賞に)行くしかない」と積極的な姿勢を示していた。同厩(栗東・角居勝彦厩舎)のキセキが宝塚記念(G1、芝2200メートル)で2着となり、ロジャーバローズはキセキとともに凱旋門賞(G1、芝2400メートル)に参戦することになった。

 ロジャーバローズとキセキはノーザンファームの生産馬ではなく、オーナーは個人馬主。個人馬主が所有するノーザンファーム(あるいは社台系大牧場)以外で生産された馬の活躍は日本競馬を活気づけてくれる。

 アレスバローズもバローズ軍団の1頭であり、生産者はもちろんノーザンファームではない。アレスバローズを生産したヤナガワ牧場は日高の名門牧場であり、近年ではコパノリッキー、キタサンブラックなどを出している。ノーザンファームなどの大牧場は日本競馬のレベルを飛躍的に高めている原動力だが、一方、社台系大牧場以外で生産された個人オーナー所有馬も日本競馬になくてはならない存在だ。

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