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JRAホープフルS大物コントレイル「スーパーレコード」の評価は? 2歳王者サリオスと、惨敗リアアメリアの「違い」とは

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 厩舎の「看板」は、この馬が引き継ぐ――。

 28日に中山競馬場で行われるホープフルS(G1)。2017年のG1昇格後、2年連続で1番人気が勝利しているが、今年の本命候補はコントレイル(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

 矢作厩舎といえば、先週の有馬記念(G1)を5馬身差で圧勝したリスグラシューを手掛けた厩舎。本馬の引退には多くのファンが惜しんでいるが、その穴を埋めるべく、コントレイルのような超大物が出現するあたりが、今の矢作厩舎の充実ぶりを物語っている。

 また今週23日には、アニメ映画『この世界の片隅に』の監督などを手掛けた片渕須直氏が、次回作を製作することを発表。それを制作するのが今秋に誕生した制作会社「コントレール」なのだから、時事的なサインも十分。来春のクラシックへ、まずは本馬が中心に躍り出るか。

 前走の東京スポーツ杯2歳S(G3)は、管理する矢作調教師をもってしても「想像をはるかに超える走り」と言わしめる圧巻のパフォーマンスだった。

 1000m通過が58.8秒というハイペースを中団から、上がり3ハロン33.1秒の末脚で突き抜けた走りは、従来を1.4秒も更新する2歳のJRAレコードだ。ここ10年を見てもワグネリアン、イスラボニータ、ディープブリランテなどのクラシックホースを輩出している出世レースから、新たな大物が誕生した瞬間だった。

「5馬身差の2着アルジャンナや3着のラインベックは、この世代の評判馬。今のコントレイルが、先日の朝日杯フューチュリティS(G1)を勝ったサリオスと並ぶ、世代トップクラスの存在であることは間違いないでしょう。

ただ、2着のアルジャンナでさえ、芝1800mのJRA・2歳レコードよりも0.6秒も速いタイムで走っていることからも、秋開催の東京は異常な高速馬場でした。レース自体のパフォーマンスは『強い』の一言でしたが、スーパーレコードまで鵜呑みにするのは危険ですね」(競馬記者)

 とはいえ、先日の朝日杯FSを優勝したサリオスも、前走は東京のサウジアラビアRC(G3)を勝って挑んだ馬。2着タイセイビジョンも、同じ東京の京王杯2歳S(G2)を勝っていただけに、今秋の東京実績の信頼性は高い。

 無論、東京のアルテミスS(G3)を勝ちながら、今月の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で1番人気を裏切ってしまったリアアメリアのような例もあるが……。

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