JRA武豊「競馬に絶対はない」サトノフラッグで日本ダービー(G1)制覇を意気込むも、 「最多勝」のレジェンドが今年は“買いづらい”理由……
天才ジョッキー・武豊が6度目のダービー制覇へ挑む。
31日、東京競馬場で競馬の祭典・日本ダービー(G1)が開催される。圧倒的1番人気が予想される無敗の皐月賞馬コントレイルに、サトノフラッグ(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)が待ったをかけられるか注目したい。
前走の皐月賞ではコントレイル、サリオスと並び「3強」と目されたサトノフラッグは、単勝オッズ3.6倍の2番人気の支持を集めた。だが、レースは直線で伸びを欠き5着に敗れてしまい、3強から脱落する形になってしまった。
敗因ははっきりしないものの、「前走は仕上げすぎたかもしれない」と国枝調教師は話しており、ダービーは余裕残しの仕上げで挑むことになる。27日の最終追い切りは、美浦・ウッドコースで僚馬を2馬身追走から馬なりで併入。余力を残しながら5F66秒5、ラスト12秒0の時計には、素質の高さを感じさせられる。
順調な調整でダービーに挑むサトノフラッグにとって、最もプラス材料になるのは武豊騎手とのコンビ復活だ。
武豊騎手とのコンビで挑んだ弥生賞(G2)は、大外を回して直線に入ると長くいい脚で差し切り勝ち。2着のワーケアはダービーでも上位人気が予想される実力馬、3着オーソリティは青葉賞(G2)の勝ち馬と負かした相手も強い。
ダービーでもこのパフォーマンスが発揮できれば、逆転も十分にありえるだろう。弥生賞以来のコンビに期待がかかるのは、当然と言ったことだ。
さらに武豊騎手は歴代最多のダービー5勝を挙げるレジェンド。日本一ダービーの勝ち方を知る男を鞍上に迎えられるのは何よりも心強い。ダービーには「最も運のある馬が勝つ」という格言があり、国枝調教師は「私より武君の方が運を持っている」と武豊騎手の運にも期待している様子だ。
武豊騎手は自身のホームページの日記で「皐月賞の上位馬が強い、という下馬評に異論はありませんが、こういうときは都合よく『競馬に絶対はない』という格言を信じるようにしています」とサトノフラッグでの逆転に意気込みを見せている。
だが、そんな武豊騎手がマイナスに働く可能性があるかもしれない。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
- C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
- 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
- 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
- “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
- UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
- 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”