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「特訓の成果」を数十年後に「意外な形」で披露!?【濱マモルの のほほんコラムVol.47~左利き~】

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 6月1日から子供たちの小学校で分散登校が始まる。

 新型コロナウイルスの影響による休校からかれこれ2ヶ月、子供たちはアタシと同じくずーっと家にいた。気分転換に散歩をして公園を覗いても人ばかりだし、結局、引き返してTVゲーム。親子で興じることも多く、そんなある日、手慣れたはずの息子が難儀している様を目撃した。

「この武器は使いにくいんだよなぁ」

 いつものように、陣地をインクで塗りまくる某ゲームをプレイしていた息子は、誤って不得意な武器を選択してしまった模様。どうやら連打が苦手なようで、素人目ながらもいつもと比べて動きは鈍かった。

 こちとらファミコン世代である。高橋名人を神と崇めた少年時代なだけに、上手い下手は別として高速連打を特訓したクチ。ハドソンが発売した「シュウォッチ」で友人たちと1秒間の連打回数を競い合ったもので、そんな息子を見ると何となく歯がゆくなったが、同時に息子よりも優れたテクニックをひとつでも発見できたことに嬉しくもあった。

 大小問わず、誰しも特技はあるものだ。以前にも書いた通り、投入口に助走路がない時代からパチスロを打ち散らかしていたお陰でコインを入れる速度は自他共に認める早さだし、小学生時代は授業をロクに聞かずに鉛筆を指先でいじり続けていたら、いつのまにやら様々なペン回しが身に付いた。

 後者に関してはバンドでドラムを叩く際のスティック回しに応用できているが、まさかシュウォッチでの特訓の成果を数十年後にこんな形で披露することになるとは考えもしなかった。

 これだから、人生は面白い。「ちょっと貸してごらん」とコントローラを受け取って連打を見せ付けると、「すごいね」と素直に感心する息子。「右横にあるボタンは押しづらいよね」などと優しくフォローを入れつつも、「そうだろう、そうだろう」と親の面目躍如とばかりに悦に入っていたら、ゲームの合間におやつのプッチンプリンを美味しそうに頬張る息子の姿を見てあることに気が付いた。

 コイツは左利き。そりゃあ利き手ではない方でのボタン連打はまぁまぁ困難なわけであり、むしろ、そのハンデがありながらも善戦しているのだから立派である。

 それなのに、少しでも優位に立てたと喜んでしまったアタシはさもしさ全開。まるで隣の人が先に大当りを射止めたからと舌打ちをするようなものであり、「これはいかん」と気持ちを改め、再びゲームを始めた息子の姿を見守っていると、そのさもしさを察知したのか否かは分からぬが、見事に快勝してこちらに笑顔を向けた刹那、「連打ができても他の操作がダメだから、結局、おとーちゃんは下手くそだよね」と言い放ってきやがりました。今夜から特訓です。

(文=濱マモル)

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