凱旋門賞の前哨戦が早々と実現!? エクリプスS(G1)日本のディアドラがエネイブルと対決!
日本時間で7月5日午後11時35分に発走となる英国のエクリプスS(G1)に、海外に拠点を移しているディアドラ(牝6歳、栗東・橋田満厩舎)が出走する。
このレースには重賞11連勝、凱旋門賞2連覇を果たしたエネイブルも出走してくる。
昨年凱旋門賞(G1)2着で、一度は引退を考えた陣営は、今年の凱旋門賞でリベンジすることを目標に現役続行を表明し、今年緒戦にエクリプスSを選んだのだ。
対決するディアドラは、昨年春より欧州を主戦場としており、今年最大の目標をエネイブルと同じ凱旋門賞としているのだ。
「じつは、このエクリプスSに出走するのを決めたのも、凱旋門賞のコース形態に似ているからという理由だったとか。ディアドラで凱旋門賞を獲りに行くための対策であり、せっかくレースを使うのなら、凱旋門賞につながる使い方をしようという陣営の真剣さが伝わってきます」(競馬記者)
今回の出走メンバーは、今年の凱旋門賞に出てくることが予想される馬たちばかりであり、ディアドラがどういった競馬をするのか、大変注目されている。
ファンとしては前哨戦という見方ができるこの一戦に、強敵とはいえ、ディアドラがエネイブルたちに迫るシーンを見てみたいものだ。
「その可能性はあるかもしれません。昨年の秋、橋田満調教師が『東スポWeb』のG1愛チャンピオンSのインタビューで『(ディアドラの)筋肉の付き方が少し変わってきた。欧州の競馬に合う形になってきたように思う』と語っていました。
いまディアドラが完全に欧州仕様に変わったとしたら、このエクリプスSで一変した走りを見せてもおかしくはないでしょう」(競馬誌ライター)
ディアドラは現在、英国のニューマーケットで坂路調教、ポリトラック調教を積んでおり、状態は良好だ。
また、主戦のO.マーフィー騎手が1週前、最終と2週続けて追い切りに参加し「(ディアドラは)休養をしっかり取ったので疲れはありません。自信を持って臨めます」「6歳ですが、全く衰えを感じていません」とディアドラの調子の良さを日本のファンに伝えている。
最大目標である凱旋門賞までまだ時間がある。エクリプスSでは、ディアドラが今の力でどこまでエネイブルらに立ち向かって行けるのか、大変楽しみだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャスティンミラノを大幅に上回った「期待の良血」がG1に向けて出陣! C.ルメールに替わる新パートナーは「初制覇」のチャンス到来?
- 【フローラS】「批判覚悟の出走」が1000万馬券の大波乱を演出!除外された武豊の超良血は幻のG1馬に…「東京マスター」菅原明良と挑む渾身の権利獲り
- 【NHKマイルC】川田将雅ジャンタルマンタル参戦で浮上した「鞍上問題」…陣営と繋がり強い「三冠騎手」が有力候補? その背中に跨るのは
- 「ルメールショック」が木村哲也厩舎に直撃?桜花賞に続き皐月賞も人気馬が凡走…主戦騎手不在で「13連敗」の急ブレーキ
- JRA「隠れ最強馬」が待ちに待った戦列復帰…ジャスティンミラノに引け取らない実力、令和の「マツクニローテ」再現あるか?
- 【激走候補5頭】J.モレイラ不在の週末は波乱必至!? 大荒れ実績十分福島牝馬S(G3)&フローラS(G2)【週末重賞ピックアップ】
- セリフォス、ナミュールも不安?2024年マイル戦線は異常事態!マイラーズCは“安田記念を見切った格下馬”の激走に要注意!
- コスモキュランダ次走ダービーも「鞍上未定」の怪…J.モレイラ続投が決まらない理由に「身元引受調教師」の影響も?
- デビュー3年目の武豊が「神業」魅せた天皇賞・春…イナリワンとの邂逅でいよいよ凄みを増したリヴィングレジェンドの存在【競馬クロニクル 第52回】
- 【福島牝馬S(G3)展望】今年「50戦0勝」騎手が本命馬に騎乗!? リバティアイランドに迫った実力を示せるか
関連記事
JRA武豊も注目!? 【エクリプスS(G1)展望】世界最強馬エネイブル始動戦に豪華メンバーが集結! 最大目標・凱旋門賞を占う重要な戦い
凱旋門賞(G1)3着馬、クラシック候補が「まさか」の敗戦! 待望の再開初日のフランス競馬は「大波乱」
JRAディアドラとメイショウマンボが歩んだ名牝街道へ……「隠れ出世レース」で好走したハープスター妹に期待
JRAブラストワンピース「凱旋門賞」2年連続挑戦へ「ハービンジャーが欧州の馬場に合わないわけがない」!? ノーザンFのあくなきチャレンジの理由
英チャンピオンS(G1)マジカルVSディアドラ「ポスト・エネイブル」対決に、デットーリ×ゴスデン厩舎の「正統後継」が殴り込み!?