JRAコントレイル、日本ダービーの“3冠確定”示唆から一転、波乱の「危機」到来!? 神戸新聞杯(G2)14年前の“呪い”が襲い掛かる

27日、中京競馬場で菊花賞トライアル・神戸新聞杯(G2)が開催される。今年は無敗の2冠馬コントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が断然の1番人気に推されることが予想される。
コントレイルの最終追い切りは栗東・坂路コースで、4ハロン51秒6、ラスト12秒5をマーク。自身2番目の好時計を記録する走りに、矢作調教師は「追い切りとしては何も言うことはない」と話しており、レースに向けて不安のない仕上がりと言えるだろう。
25日、神戸新聞杯の枠順が発表され、コントレイルは1枠2番から発走となることが決定した。
ホープフルS(G1)を制した馬番は「2」、皐月賞(G1)を制した枠番は「1」と、コントレイルにとって縁起のいい数字に思える1枠2番。だが、過去の傾向からは決していい数字と言えそうにない。
過去10年の神戸新聞杯の枠順別の成績で、1枠は[0-0-2-10]で1度も連対しておらず、最も悲惨な結果に終わっている。さらに10年遡れば、唯一2008年にディープスカイが勝利しているが、わずか勝率4%の試練の枠だ。
だが、今年は京都競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場ではなく中京競馬場の開催されるため、枠順の傾向はあまり気にする必要はないかもしれない。むしろ重要なのは中京開催での傾向だろう。
直近で、神戸新聞杯が中京競馬場で行われたのは14年前。このレースで1番人気に支持されたのは2冠馬メイショウサムソンだった。
順調に夏を越したメイショウサムソン。当日の馬体重はプラス10キロと春よりもパワーアップした姿で登場した。単勝1.6倍の圧倒的な人気は、誰もが勝利を信じてやまなかったことを物語っている。
レースは最後の直線で前を走る2頭を捉えたメイショウサムソンだったが、大外から鋭く伸びたドリームパスポートにクビ差交わされて2着に惜敗。人気を裏切り、本番に向けて不安を残した。その後、1番人気で迎えた菊花賞(G1)でも4着に敗れ、3冠達成とはならなかった。
悪い流れの原因となった神戸新聞杯でメイショウサムソンは「1枠2番」からの発走。奇しくも、コントレイルは中京開催の神戸新聞杯で同じ枠番を引き当てたのである。
「コントレイルは日本ダービーを『3枠5番』からの発走で優勝しました。これは3冠馬のディープインパクトとオルフェーヴルのダービーと同じ枠番です。この偶然には早くも3冠を引き寄せているように感じました。
しかし、中京開催の神戸新聞杯で『1枠2番』を引き当てたのは不吉ですね。メイショウサムソンの歴史が繰り返さなければ、いいのですが……」(競馬記者)
過去には菊花賞の前哨戦・京都新聞杯(G2)で単勝1.0倍のナリタブライアンが敗れるということもあった。断然人気が予想されるコントレイルが不覚を取ってもおかしくないだろう。
コントレイルはメイショウサムソンの“呪い”を払拭して、史上3頭目となる無敗の3冠達成に向けて好発進することができるだろうか。
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