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JRA毎日王冠(G2)で「激穴候補」発見! 鞍上は「芝道悪」の鬼、調教師は32年前に伝説の名馬で優勝の最強タッグ!

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 11日、東京競馬場で行われる毎日王冠(G2)。今年は3歳馬サリオスの1強ムードが漂うが、同じハーツクライ産駒の6歳馬を激穴候補として取り上げたい。

 長岡S(3勝クラス、新潟1600m)を勝ち上がり、今回が昇級戦のワンダープチュック(牡6歳、栗東・河内洋厩舎)だ。重賞に挑戦するのは2歳時の京都2歳S(G3)以来、ほぼ4年ぶりとなる。その時は武豊騎手を背に1着のカデナから0秒5差の4着に敗れた。

 その後は、3歳秋に1勝クラスを卒業。4歳春に2勝クラスと3勝クラスを連勝で突破したが、当時はまだ降級制度があったため、オープンには上がれず。2年以上にわたって3勝クラスにとどまっていたが、前走の勝利で念願のオープンに昇級した。

 勝ち上がる前の5戦は、3勝クラスですべて掲示板を外す凡走続き。前走も7番人気という低評価を覆しての勝利で、いきなりのG2、しかも好メンバーを相手に苦戦は必至。単勝オッズも100倍超えは確実だろう。

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 それでも狙いたい理由が幾つかある。その一つが、鞍上の柴田大知騎手の存在だ。『競馬ラボ』内の自身のコラム『柴田大知の進化論』では、「道悪も経験しており、枠が良かった前走でこの開幕週にもマッチしそうな勝ち方。2歳時以来の重賞でもキャリアはあるので、上位食い込みを目指します」と前向きなコメントを残している。

 週末の東京競馬場は台風14号の影響で馬場悪化は免れない。そこで注目したいのが柴田大騎手の道悪成績だ。今年、芝で「稍重、重、不良」だった時の成績は「9-3-9-82」。数字自体は特に目立たないが、特筆すべきは187%という単勝回収率の高さ。これは、同条件で100回以上騎乗機会があった騎手の中で堂々のトップである。さすがに今回のメンバー相手に1着は厳しいとしても、重馬場の桜花賞で9番人気のスマイルカナを3着に導いた鞍上なら、期待したくなる。

 ワンダープチュックの前走の勝ちっぷりも秀逸だった。スタートはやや遅れ気味だったが、手綱を取った岩田康誠騎手は向正面で2番手に早めに進出。スローペースの中、新潟外回りの直線で長くいい脚を披露して勝ち切った。それまでは後方で脚をためる競馬で差し届かない消化不良のレースが続いていた。前走は久々の先行策で結果を出したことは、今回につながるのではないだろうか。

 展開的にも、トーラスジェミニとコントラチェックの2頭が主導権を争い、ワンダープチュックが3番手を進む形になれば理想。人気馬が後方で牽制しあってくれれば、道悪の馬場を味方に粘り込みも期待できそうだ。

 管理する河内調教師が毎日王冠に管理馬を出走させるのは3頭目。2007年には、5番人気のアグネスアークが2着に好走している。また、騎手時代の1988年には、伝説の名馬オグリキャップ(当時3歳)で制覇した思い出のレースでもある。32年の時を経て、今度は調教師として一発を狙う。果たして、ワンダープチュックに勝利の女神はほほ笑むか。

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