GJ > 競馬ニュース > サリオス「鞍上問題」で路頭に迷う!?
NEW

JRAサリオス陣営「鞍上確保」で路頭に迷う!? C.ルメールで圧勝も「頼みの綱」は堀師お気に入りの「剛腕」か

【この記事のキーワード】,

 先週の毎日王冠(G2)は、1.3倍の断然人気に応えてサリオス(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)が圧勝。

 レース後は、天皇賞・秋(G1)への参戦の可能性が至るところで取りざたされたが、実はレース前から次走が決まっていたという。

「当初から、毎日王冠の後はマイルCS(G1)と決まっていたそうですよ。これには、ノーザンの思惑が大きく関係しているようです。アーモンドアイがすでにG1歴代最多記録を更新していれば、サリオスが天皇賞・秋へ参戦する事もあり得たでしょう。ただ、いまだタイ記録の状況なので、天皇賞・秋で記録を作らせようという算段ですね」(競馬記者)

 確かにサリオスが天皇賞・秋へ参戦となれば、アーモンドアイの記録達成を阻む存在になり得ることは確かだ。同じ生産のノーザンファームに、同じオーナーのシルクレーシング。使い分けるという選択は、理に適っているともいえるだろう。

 日本ダービー(G1)ではコントレイルの2着と健闘した本馬だが、これはあくまでも同世代での話。これまでの走りから考えれば、ジャパンC(G1)や有馬記念(G1)という条件よりも、デビューから3連勝を飾ったマイル路線というのも合点がいく。

 そうなると、気になるのはマイルCSでの「鞍上問題」だ。C.ルメール騎手は、グランアレグリアというのが既定路線。むしろ、アーモンドアイをも破っている存在であり、サリオスがマイルCS出走となれば、乗り替わりは必至である。

「これまでにサリオスへの騎乗経験があるD.レーン騎手は短期免許期間が終わっていますし、石橋脩騎手では力量不足という判断みたいですよ。堀宣行調教師は外国人至上主義ですから、あとは短期免許の外国人次第というところですね」(別の記者)

 しかし、今年に関してはコロナウイルスの影響もあり、誰が来日できるかというのはアテにできない状況。

 先日、自身の公式サイトを通じて「日本へ行くことを11月に予定していましたが、このパンデミックの状況下、日本への入国が許されない現状です」と日本語でコロナウイルスの影響を語っていたようにO.マーフィー騎手は来日を断念している様子だ。

「陣営もルメール騎手が乗れない事はわかっていたようですし、堀師お気に入りのM.デムーロ騎手は押さえてあるみたいですよ。ただ、実績のある外国人騎手が短期免許で来日する可能性もありますし、間に合うようであれば直前の変更も考えられるでしょうね」(同)

 前走圧勝の歓喜から一転、マイルCSに向けて頭を悩ます事となるサリオス陣営。

 M.デムーロ騎手での出走となるのか、それとも短期免許で外国人ジョッキーが来日するのか……。

 今後の動向を見守りたい。

JRAサリオス陣営「鞍上確保」で路頭に迷う!? C.ルメールで圧勝も「頼みの綱」は堀師お気に入りの「剛腕」かのページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
  2. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. 武豊が「告白」キタサンブラックによる宝塚記念(G1)の歴史的大敗劇で「何」があったのか……騒動が去った今だからこそ語られた「真相」<1>
  8. JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
  9. JRA最高獲得賞金・テイエムオペラオー「行方不明」の実態。DQNファンの度重なる”異常行動”にゴールドシップやオグリキャップなど被害続々……
  10. JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは