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JRA「超高額落札馬主」の思惑……「絶対損では?」疑問を解くあの「巨大組織」

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 7月8日と、9日に苫小牧のノーザンホースパークで、日本最大の競走馬の競り市「セレクトセール2019」が行われた。

 1歳馬部門は222頭が落札され、総額は107億3200万円。当歳馬部門では194頭が落札され、こちらは97億8400万円。2日間の合計落札総額は205億1600万円となり、昨年を25億円ほど上回る新記録を樹立している。

 この2日間で金子真人ホールディングス(株)が、14億2900万円を費やしたほか、ダノンの冠名で知られる(株)ダノックスも13億7900万円と有名馬主たちが高額を投入。また今年は、経済誌フォーブス・ジャパンが発表した「日本長者番付2019・50人」の中で、13位にランクインした「ABCマート」創業者である三木正浩氏が初参加。1億2500万円で落札したシャンドランジュの18(牝、父ロードカナロア)を含む3頭を競り落とし、総額で2億2100万円。さらにレジャー施設「ラウンドワン」の杉野公彦氏も今年は本腰を入れたのか、このセレクトセールで1歳馬3頭を総額5億9000万円で落札した。

 社会で成功を収めている馬主たちが次々に億超えの馬を落札し、異様なほどの熱気にあふれていたセレクトセール。だが、一般人からすれば『高すぎ』だと考えてしまうのも事実。競走馬といえば、億超えの馬が1勝もあげられずに引退することもざらだ。馬券を買うよりも遥かにハイリスク・ハイリターンだといえるだろう。

 なぜそれにもかかわらず、著名な馬主たちはセレクトセールで高額馬を購入するのか。そこには、今の競馬界がノーザンファーム一極集中となっている構図とも密接に関係していると競馬関係者が教えてくれた。

「今回の1億円を超える額で落札されたのは、ほぼノーザンファーム系列で生産された馬です。現在の競馬界では資質や血統が重視されるのはもちろんですが、それ以上に『ノーザンファームの外厩施設を使えるか』が重要視されているんですよ。

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