
JRA「G3なら…」ステイフーリッシュ函館記念は好走必至?
14日、函館記念(G3、芝2000メートル)が開催される。有力馬の1頭、ステイフーリッシュ(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)について検討する。
ステイフーリッシュは昨年の京都新聞杯(G2、芝2200メートル)を優勝し、日本ダービー(G1、芝2400メートル)に間に合ったが、3歳クラシック戦線では結果を残せなかった。4歳となった今年、勝ててはいないものの重賞戦線での好走が目立つ。そろそろ2つ目の重賞を手にしたいところ。京都新聞杯以降のG2、G3戦での戦績は次のようになっている(最後のカッコ内は優勝馬)。
2018年9月 神戸新聞杯(G2、芝2400メートル) 5着(ワグネリアン)
2018年12月 チャレンジC(G3、芝2000メートル) 3着(エアウィンザー)
2019年1月 中山金杯(G3、芝2000メートル) 2着(ウインブライト)
2019年2月 京都記念(G2、芝2200メートル) 2着(ダンビュライト)
2019年6月 鳴尾記念(G3、芝2000メートル) 3着(メールドグラース)
昨年暮れのチャレンジC以降はすべて馬券圏内に好走している。一方、G1レースの成績は次のとおり。
2018年5月 日本ダービー(G1、芝2400メートル) 10着(ワグネリアン)
2018年10月 菊花賞(G1、芝3000メートル) 11着(フィエールマン)
2019年3月 大阪杯(G1、芝2000メートル) 13着(アルアイン)
一目瞭然、G1レースではまったく勝負になっていない。とはいえ函館記念はG3。ここなら好走必至ということになる。
「普通に考えれば函館記念のステイフーリッシュは格好の連軸と言えます。ただし、G2、G3戦で勝ち切れないようにアタマで買うのは危険です。これはファンのみなさんがよくご存知でしょう。
ところが函館記念では2番人気あるいは3番人気くらいに支持されそうです。つまりステイフーリッシュを連軸にした場合、おいしい配当は望めないということ。ならば、ステイフーリッシュが消える可能性を考えたほうが面白いのではないでしょうか。ましてや函館記念はこの10年で1番人気が9回、2番人気が8回、3番人気が7回着飛んでいる波乱レースですからね。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】