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JRA【議論】アーモンドアイら「牝馬最強時代」到来は是なのか!? 「8戦6勝」牡馬相手にG1勝ちまくりの「新記録」達成も意外な現実

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 1日に行われた天皇賞・秋(G1)は女王アーモンドアイが連覇を達成。前人未到の芝G1・8勝目の栄冠を手にしたことで、牝馬ながらにシンボリルドルフやディープインパクトといった歴代の名馬たちを超え、競馬史の頂点に君臨した。

 当時「規格外の牝馬」と言われたヒシアマゾンが、三冠馬ナリタブライアンら男馬を相手に互角の戦いを演じ、エアグルーヴが牝馬として天皇賞・秋を制したことを称えられ、年度代表馬に選出された90年代も今は昔……。

 2007年にウオッカが牝馬として64年ぶりに日本ダービー(G1)を制した頃から、牡馬と互角以上に戦う牝馬の活躍が目立ち始め、2010年のブエナビスタや、2012、14年ジェンティルドンナといった、一流牡馬を抑えて年度代表馬に君臨する「女王」の出現もさほど珍しくはなくなった。

 そして今や、完全に「牝馬優勢」の時代である。

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 3月の高松宮記念(G1)をモズスーパーフレアが勝ったことを皮切りに、大阪杯(G1)をラッキーライラックが勝利。さらに安田記念(G1)をグランアレグリアが、宝塚記念(G1)をクロノジェネシスが圧勝して春競馬を締めくくると、秋にも10月のスプリンターズS(G1)をグランアレグリアが勝ち、天皇賞・秋ではアーモンドアイが連覇を達成している。

「逆に牡馬が勝った古馬G1はモズアスコットのフェブラリーS(G1)と、フィエールマンの天皇賞・春(G1)。ダートと芝の3200mという、現代の日本競馬の主流から外れた条件のレースということも、今の『牡馬劣勢』に拍車を掛けている気がします。

また、今後まだマイルCS(G1)、ジャパンC(G1)、チャンピオンズC(G1)、有馬記念(G1)といったG1が残っていますが、マイルCSには最有力視されるグランアレグリア、ジャパンCには三冠牝馬のデアリングタクトがスタンバイ。アーモンドアイもいますし、まだまだ記録を伸ばすかもしれません。それにしても牝馬が強い時代になりましたね」(競馬記者)

 ちなみに2020年の牡馬・牝馬混合の古馬G1は先週の天皇賞・秋までに8つ行われたが、今年はすでに牝馬が6勝。これまでの記録が、ウオッカが年度代表馬に輝いた2008年の5勝だったことからも、いかに時代が「牝馬優勢」に傾いているのかが窺える。

 そんな中、一部の識者や関係者から注目を集めているのが「牡馬と牝馬の斤量差」だ。

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