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JRAアーモンドアイ8冠達成に「疑問」の声続々……天皇賞・秋「忖度は」「牝馬限定戦は」「海外は」見直されるべき「8冠の定義」

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 1日に東京競馬場で行われた天皇賞・秋(G1)を制したことで、前人未到の芝G1・8勝目となる「8冠」へ到達したアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)。牝馬三冠に加え、ジャパンC、ドバイターフ、ヴィクトリアマイル、そして天皇賞・秋を連覇して、競馬に新たな歴史を築き上げた。

 ただ、その一方で一夜明け、アーモンドアイの8冠達成に疑問符をつける一部の識者やファンがいることも確かなようだ。

 最も目立つのは「牝馬限定G1をカウントすべきか」という意見である。

 アーモンドアイは今春、新型コロナウイルスの影響で予定されていたドバイターフ(G1)が中止になった。そこで舵を切ったヴィクトリアマイルを楽勝したことが「現役最強馬として相応しい選択ではなかった」というものだ。

 1996年に秋華賞が誕生したことに伴い、エリザベス女王杯が古馬に開放。さらには2006年にヴィクトリアマイルが創設され、牝馬路線は大きく整備された。その一方で、牝馬はあらゆる牡馬との混合戦に参戦が可能だ。

 この結果、選択肢の多様さという点で「8冠」達成は、牝馬の方が容易になったことは紛れもない事実だろう。

 また、そもそも「海外G1をカウントすべきか」という意見もある。

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 現在、ディアドラが英国に拠点を置き、長期の海外遠征を敢行している。それと同じように比較的勝ちやすい地域(日本で実績の低かった馬が勝利した例が多い)、例えば豪州で日本の一流馬が長期参戦を行えば、あっさり8冠の壁を突破する可能性は高い。

 実際に、G1・25勝とG1勝利数世界歴代1位を誇る豪州のウィンクスが誕生した最大の理由は、単純に豪州で開催されるG1の数が多いことが挙げられる。相対的にG1の数が増えれば増えるほど、その1つ1つのレースレベルが下降することは必然で、結果的に「豪州のG1は勝ちやすい」と言われているわけだ。

 さらに、8冠を決めた「天皇賞・秋が12頭立てだったこと」に疑問を持っているファンも少なくないようだ。

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