
“第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!? 「エピファネイア×ステイゴールド」の期待馬が今週末デビューへ
今週末は17日から19日まで祝日を含めた3日間の開催。その中日にあたる18日の中京5R・2歳新馬(芝2000m)でデビューを予定しているのがルクスフロンティア(牡2歳、栗東・松永幹夫厩舎)だ。
父はJRAの2歳リーディングサイアーでトップを快走するエピファネイア、母の父はステイゴールドで、近親には2014年ファンタジーS(G3)2着のダノングラシアスや、障害重賞2勝のタイセイドリームがいる血統馬だ。
気になるのが冠名にもなっている馬主の『ルクス』の存在。所有馬がJRAで走り始めたのは昨年6月で、まだ2年目を迎えたばかりの“新顔”である。
すでに引退した馬や地方に転厩した馬、デビュー前の馬を含めると2~3歳の2世代で15頭以上を抱えているが、先週末までのJRA通算成績は51戦1勝と、決して順風満帆の出だしというわけではない。
初勝利を挙げたのは所有馬の初出走から丸1年を迎える直前の6月19日。のべ34戦目でのことだった。

そんなJRA通算1勝の『ルクス』が所有するルクスフロンティアのデビュー戦には武豊騎手が騎乗予定だという。今回で4度目のタッグ結成となる『ルクス』と武騎手。両者の間にはどんな関係があるのだろうか。
“第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!?
「ルクスの代表を務めているのは金子明弘さんという方です。実は武豊騎手の元バレットで、JRAでは初めてバレット契約を結んだ人物だそうです」(競馬誌ライター)
今ではファンの間でもお馴染みとなったバレットという職業。馬具の点検や手入れなど次のレースに向けた準備、勝負服の洗濯など騎手の身の回りの補助が主な役割だ。そんなバレットという職業を海外から日本に持ち込んだのが他ならぬ武騎手であり、金子氏はJRAが認可したバレットの第1号ということになる。
「現在、金子氏はスマートファルコンやスマートレイアーで有名な『スマート』冠名の大川徹オーナーの下でマネジメントを担当しており、『スマート軍団』の生産拠点『スマートプロジェクトインコーポレイテッド』の代表も務めています。
これまでは大川オーナーの縁の下の力持ちという役割でしたが、今度は自らが馬主『ルクス』の代表として馬を所有することに。バレット時代は武騎手から指示を受ける立場でしたが、今は馬主として指示を出せる立場になったともいえますね」(競馬誌ライター)
51戦1勝と厳しい戦いが続く『ルクス』にとってルクスフロンティアは期待の良血馬。武騎手はデビュー戦V、そして『ルクス』に2勝目をプレゼントできるだろうか。
JRAで金子オーナーといえば、金子真人氏が真っ先に思い浮かぶが、金子明弘氏も同じ姓を持つ大物オーナーに少しでも近づくことができるかにも注目したい。
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