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JRA武豊「大物問題児」にベタ惚れ!? 「能力はかなり高い」キングカメハメハ、アドマイヤベガに続くダービー街道へ驀進!

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 残すところ、あと2つとなったJRA・G1完全制覇に向け、朝日杯フューチュリティS(G1)では2戦2勝のドゥラモンドと、ホープフルS(G1)でも同じく2戦負けなしのヨーホーレイクとコンビを組む武豊騎手。

 ドゥラモンド、ヨーホーレイク共にまだ底を見せておらず、完全制覇へ十分なチャンスがありそうな2頭。それだけに、翌年のクラシックでも大きな希望を持てそうだが、武豊騎手には他に気になっている馬がいるようだ。

「良い馬なんですよ、この馬」

『武豊TVII』(フジテレビ系)でレジェンドジョッキーが絶賛したのは、10月31日の新馬戦(芝2000m)を勝ち上がったディープモンスター(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 8月に“デビュー戦”を迎えたディープモンスターだったが、レース直前の返し馬でまさかの放馬……武豊騎手を振り落としてしまい、結局レースは除外となった。

 10月の新馬戦は、そんな“問題児”の仕切り直しの一戦となった。だが、追い切りに騎乗した武豊騎手は「さらに良くなっている」と8月よりも大きな成長を感じていたという。単勝1.4倍という圧倒的な人気に推されたが「普通に行けば、まあ勝てるだろう」という自信があったようだ。

 実際に、レースは好位から抜け出す横綱相撲で勝利。しかし、最後は猛然と追い込んできた2着馬に1馬身半差まで迫れられており、武豊騎手としても手応えほどの楽勝ではなかったようだ。

「レース後に武豊騎手も『4コーナーで手応えが怪しくなった』と話していましたが、どうやら落ち着き過ぎて、ディープモンスターが自分で進んで行かなかったそうです。最後の直線でも、武豊騎手がムチを入れてゴーサインを送った直後こそ鋭い伸びを見せましたが、抜け出してからはまた気を抜いてしまい、2着馬に迫られていましたね。

8月のデビュー戦で“やらかして”いるだけに、陣営も馬がエキサイトし過ぎないように気を付けながら調整していましたが、今度は落ち着き過ぎて前進気勢に欠けるなど、能力は確かですが、難しい面を持った馬のようですね」(競馬記者)

 すでに次走は12日のエリカ賞(1勝クラス)の予定となっているディープモンスター。

 ちなみに、過去に武豊騎手の手綱でエリカ賞を勝った馬は4頭中3頭が後のG1馬。キングカメハメハ、アドマイヤベガという2頭のダービー馬に加え、エリザベス女王杯(G1)を連覇したアドマイヤグルーヴと錚々たる名馬が名を連ねている。

「良い馬なんですよ、ホントに。馬体も綺麗だし、能力はかなり高いと思います」

 番組内のレース回顧が終わると、改めてディープモンスターを絶賛した武豊騎手。朝日杯FSのドゥラモンド、ホープフルSのヨーホーレイクも大器と名高い素質馬だが、レジェンドジョッキーが来年のクラシックのパートナーに選ぶのは、この気まぐれな大物かもしれない。

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