
JRA武豊「アーモンドアイ×ルメール」コンビを絶賛!「普通に乗って、普通に勝ったように見えるけど……」騎乗停止になった自虐ネタも披露
先週のジャパンC(G1)で三冠馬3頭の対決を制し、史上最多となる芝G1・9勝目を挙げて有終の美を飾ったアーモンドアイ。その一方で、これだけの名馬が誕生した理由として、主戦のC.ルメール騎手の手腕が改めて高く評価されている。
そんな中、競馬の第一人者となる武豊騎手が、アーモンドアイが新記録を打ち立てた天皇賞・秋(G1)を振り返りながら、ルメール騎手を絶賛している。
『武豊TVII』(フジテレビ系)に出演した武豊騎手は、キセキとのコンビで挑んだ天皇賞・秋を回顧。レース前の返し馬が最後の登場になったことについて「スイッチが入ったら、もう止まらないので……」と、後のジャパンCの“大暴走”を予言するなど、レジェンドジョッキーならではの鋭い視点を披露している。
また、キセキがアーモンドアイと隣の枠だったが「気を遣いましたよ。1回やってるから(笑)」と、スタート直後に斜行して進路を塞いでしまった昨年の安田記念(G1)を持ち出して“自虐ネタ”まで披露している。
「昨年の安田記念では、武豊騎手のロジクライがスタート直後に斜行……アーモンドアイ、ダノンプレミアムと1、2番人気の進路を塞いでしまうアクシデントがありました。
その後、武豊騎手が謝罪して、JRAからも騎乗停止処分が下りましたが、当時はファンやメディアの間でも大きな物議を呼びました。アーモンドアイがG1最多勝の新記録を達成して、武豊騎手も少しは救われたのかもしれませんね」(競馬記者)
そんな中、武豊騎手は天皇賞・秋を通じて「凄いですよね。隙がない」とアーモンドアイを評価。中でも「このレースは、特にクリストフが『凄いな』と思いましたね」と、主戦のルメール騎手の騎乗については手放しで絶賛している。
武豊騎手は、アーモンドアイとルメール騎手のコンビについて「普通に乗って、普通に勝ったように見えるけど(そうじゃない)」とコメント。キャリア唯一の惨敗となった昨年の有馬記念(G1)を引き合いに出し「掛かる癖もあると思いますし」「相当色々考えることがあると思います」と、最強女王の乗り難しさを推測している。
さらに、アーモンドアイが天皇賞・秋の前走には1600mの安田記念(G1)を使っていたこともあって「それをきっちり(スタートから前に)出して、壁の無いポジションを取って」と、ルメール騎手の折り合いの技術に注目。「上手いですよ、やっぱり」と、改めてその手腕に称賛の声を送っている。
「マイル戦など、スタートから出していくレースを使うと馬がそれを覚えてしまって、次に距離を伸ばしてゆっくりしたレースをするのが難しくなるといった話はよく耳にします。
これについては元JRA騎手の佐藤哲三さんも『netkeiba.com』の連載コラムで、ルメール騎手のジャパンCの騎乗を振り返り『末脚のあるアーモンドアイでもスタートをきっちり決めて、他の人馬よりも前に行って抑える、というところも完璧』と極めて高く評価しています」(同)
「強いし、上手い――」
そう、アーモンドアイとルメール騎手を評価した武豊騎手。馬が強い上に、騎手が上手い――。競馬においてこれ以上の誉め言葉はないかもしれないが、レジェンドジョッキーのこの言葉こそ「令和の最強コンビ」を語る上で、最も的を得ているのではないだろうか。
PICK UP
Ranking
11:30更新アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
JRA川田将雅「北村友一斜行」に激怒か。「不利を受けたなんて言うのは10年早い」数々の伝説と「これでも丸くなった」説
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
- JRA武豊「繰り返された愚行」に安藤勝己氏も困惑……故・近藤利一さんを怒らせた敗戦から15年、またも追いかけたディープインパクトの幻想
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- JRA NHKマイルC(G1)幸英明「北村友一のことが頭から離れない」騎乗馬ルークズネストを巡る「複雑な背景」とは
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
関連記事
JRA武豊節「つかまりたくない……」はフェイク!? チャンピオンズC(G1)インティ「逃走」匂わせに「仰天プラン」の可能性
JRA有馬記念(G1)キセキ参戦で武豊と再コンビ!? 前走浜中俊騎乗も鞍上は調整中…… ジャパンカップ後の”意味深”コメントとは
JRAジャパンC(G1)武豊ワールドプレミア6着も「有馬記念」に急浮上!? 「いいレースができた」オーナー“結婚祝い”へ内容充実
JRA武豊「クラシック候補」骨折も偉業達成へ「騎乗依頼」続々!? 福永祐一、川田将雅などG1戦線へ「期待馬」が目白押し!
JRA武豊「空気を読めない男と言われたい」ジャパンC(G1)ワールドプレミアで大金星狙うも不吉なデータ……。30年ぶりの「屈辱」再びの危機も