JRAジャパンC(G1)武豊ワールドプレミア6着も「有馬記念」に急浮上!? 「いいレースができた」オーナー“結婚祝い”へ内容充実
29日、東京競馬場で行われたジャパンC(G1)は、1番人気のアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)が優勝。最強女王が自身の持つ芝G1最多勝記録を更新し、前人未到の「9冠馬」となって引退レースに花を添えた。
ゴール前は2着コントレイル(2番人気)、3着デアリングタクト(3番人気)、4着カレンブーケドール(5番人気)、5着グローリーヴェイズ(4番人気)と力のある馬たちが接戦を演じた、まさに伝説に残るようなレース。
その一方、トップ集団から遅れること3馬身差、「未来」に向け小さくはない手応えを掴んだのが、6着ワールドプレミアの武豊騎手だ。
「思い通りのレースができた」
結果は完敗。しかし、主戦騎手からは前向きな言葉が出た。昨年の有馬記念(G1)以来、約1年ぶりとなったレース。中間の追い切りでも「息が苦しそう」と危惧されていたが、この日は-10kgとやや急仕上げ気味だった。
「アーモンドアイやコントレイルといった上位5頭には完敗の内容でしたが、この馬の末脚は健在。武豊騎手の『レース前のイレ込みは相変わらず』という言葉通り、パドックや返し馬ではややうるさい面を見せていましたが、大きなブランクからの復帰戦としては内容のあるレースだったと思います。
次走は未定ながら、年末の有馬記念(G1)が濃厚かと。というのも、ワールドプレミアのオーナー大塚亮一さんが、女優のおりもりおさんと12月25日に結婚するそうです。有馬記念はその2日後の27日。もちろん馬のコンディション次第ですが、陣営はグランプリ参戦に前向きだと思いますよ」(競馬記者)
内容こそ完敗を認めざるを得ないが、勝ったアーモンドアイはここが引退レース。2着コントレイルや3着デアリングタクト、カレンブーケドール、グローリーヴェイズらは紛れもない現役トップクラスの強豪だが、全力を尽くしたダメージは決して小さくはないだろう。
記者曰く、約1か月後の年末のグランプリに進む可能性は低く「ジャパンC出走組としては最先着馬になるかも」とのことだ。
実際に、有馬記念とジャパンCは非常に関連性の高いレースだ。昨年こそ“記録”が途絶えたものの、2008年から2018年まではジャパンC出走組が毎年、有馬記念で3着以内を確保して馬券になっている。
「いいレースができた」
敗戦の中で前を向いた武豊騎手。この日はわき役を演じることになったが、昨年も神戸新聞杯(G2)で3着に敗れながら、本番の菊花賞(G1)で逆転優勝しただけに久々を叩いた効果は決して小さくないはずだ。
2020年の締め括りへ、昨年3着の借りを返す準備は着々と整っているに違いない。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRA6億円アドマイヤビルゴ、大器アリストテレス、無敗馬レイパパレ「お騒がせ馬」ヨシオも大躍進!? ジャパンC(G1)ファンが支持する「1番人気」はあの馬!?
JRAジャパンC(G1)アーモンドアイ陣営の有馬記念「ディスり」発言に反論多数!? 過去のチャンピオン否定にもなりかねない問題発言に発展も……
JRA有馬記念(G1)「意外な」豪華メンバーに一安心!? フィエールマンVSクロノジェネシスにラッキーライラック参戦、3歳バビットら「未完の大器」が続々……
JRA武豊アドマイヤビルゴ重賞制覇カウントダウン!? 有馬記念(G1)電撃参戦の前例も…… ワールドプレミアの動向にも注目
JRAラッキーライラック「弘法筆を選ばず」で「史上初」!? 有馬記念(G1)視野で、ウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ越え「大偉業」の可能性も