JRAジャパンC(G1)アーモンドアイ陣営の有馬記念「ディスり」発言に反論多数!? 過去のチャンピオン否定にもなりかねない問題発言に発展も……
29日、東京競馬場で行われるジャパンC(G1)は、8冠馬アーモンドアイと牡牝の無敗三冠馬コントレイル、デアリングタクトが激突するというドリームレースが実現する。今年NO.1の名勝負間違いなしともいわれる世紀の一戦には競馬ファンのみならず、世間の関心も集まりつつある。
その一方で、劣勢に立たされているのが暮れのグランプリである有馬記念(G1)だ。1年の総決算ともいわれ、馬券の売上げ的にも競馬の祭典・ダービーを大きく上回る人気のレースである。
しかし、アーモンドアイはジャパンCで引退を表明。コントレイル陣営も以降は年内休養としており、有馬記念への参戦はない。3強といわれる馬の中で唯一、出走の可能性があるのはデアリングタクトのみだ。
ジャパンCを勝利すれば、史上最多をさらに更新する9冠の期待も懸かっているアーモンドアイ。前走の天皇賞・秋(G1)を勝利して以降の次走については、12月13日の香港C(G1)、またはジャパンCが候補として挙げられていた。現在のコロナ禍で制約も多い状況などを考慮した結果、最終的に東京・芝2400mの舞台が選択された訳だが、有馬記念については一切触れられていなかった。
アーモンドアイは昨年の有馬記念に出走してリスグラシューの9着に完敗。それまで馬券圏内を外したことのなかった馬が初の大敗を喫した。ここまで総合成績【10.2.1.1】と完璧に近い中でひときわ目立つ”1敗”は屈辱的ともいえるだろう。
陣営が最強馬を自認しているからには、昨年不覚を取ったレースでリベンジしたいという想いも少なからずあるはず。だが、厩舎の看板馬としてトップをひた走ってきた功労馬だけに、”安全牌”を取ったという見方をされてもやむを得ない部分もある。
これだけであればまだよかったのだが、物議を醸すこととなったのは『netkeiba.com』にて公開された「三冠トレーナー緊急zoom対談」内での発言内容だ。
アーモンドアイを管理する国枝栄調教師、コントレイルの矢作芳人調教師、デアリングタクトの杉山晴紀調教師がzoomで対談するという画期的な企画は素晴らしい試みといえる。
対談内で国枝師は「暮れの有馬記念はファンの方々が選んでいただいて、いろんなカテゴリーの馬が競います。去年、アーモンドアイも(矢作厩舎の)リスグラシューに負けたんですけど、中山の2500mであの時期にやることは、チャンピオンを決めるにはもう一つかなって思います。だから、東京の2400mっていうのがね、一番実力を発揮しやすくていいんじゃないかなってところもあります」と、有馬記念の開催条件について否定的な考えを述べた。
矢作師は「やはり最適ではないかな」、杉山師も「おっしゃる通りです」と肯定的な発言で続けたが、既に参戦を表明していた両陣営と異なり、国枝師の場合はどちらかというと他の選択肢がなくなったために妥協したという疑いの目も向けられていることは確かだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA【ジャパンC(G1)枠順確定】アーモンドアイ「2枠」2番! コントレイル「4枠」6番! デアリングタクト「3枠」5番!
JRAジャパンC(G1)コントレイル、大苦戦から条件「好転」!? デビュー8連勝「父超え」へ、距離短縮以外の「追い風」とは
JRAジャパンC(G1)「話題沸騰」アノ馬の鞍上がついに決定! 代打職人・池添謙一と「夢のタッグ」叶わず……。東京最終レース仕様で好走態勢に
JRAジャパンC(G1)「三つ巴」ムードの下馬評に異変!? 早くもアーモンドアイ”一強”ムード…… ”不穏な噂”が付きまとうあの馬に「三強脱落」の危機
JRAジャパンC(G1)C.ルメール「匂わせ」発言に本音がチラリ!? アーモンドアイが警戒している相手は…… ライバル2頭の評価に微妙な温度差も