
JRA「5億円超え」WIN5キャリーオーバー目前で告げられた「生存者あり」の現実! 大本命デアリングタクト敗れる波乱…… 早くも今年2度目の歴代最高払戻の顛末
キャリーオーバーを祈るWIN5購入者の想いも虚しく、告げられたのは的中1票という残酷な数字……。
14日のWIN5は、史上最高となる5億5444万6060円の払戻。発売された7億9206万5800円のうち、的中はわずか1票。100円が5億を超える夢馬券とはいえ、その恩恵にあやかれたのは一人だけ。それ以外の購入者にはキャリーオーバーに期待するしか手立てが残されていなかった。
JRAから指定された5つのレースの勝ち馬を当てるWIN5は、数ある券種の中でも最高難易度ともいわれている。今年初回となった1月5日の開催では約4996万円、それから2週間も経たない11日には4億8178万3190円のJRA払戻レコードを記録していたばかり。
それからまだ2カ月後にもかかわらず、これを大幅に上回る約5億5444万円が出ることを誰が予想できただろうか……大半の購入者にとっては夢というよりも悪夢といっても過言ではないかもしれない。
この日、WIN5の対象レースに指定されたのは阪神、中山、中京の5レース。中京のメイン金鯱賞(G2)には、昨年の三冠牝馬デアリングタクトが出走することから、堅い決着になると考えていたファンも多かったに違いない。
だが、何があっても驚けないのが競馬。的中を夢見たファンにとって、思いもよらぬ波乱の結末が待ち受けていた。
1つ目の阪神10R伊丹S(3勝クラス)はメイショウダジン、エイシンアメンラーが人気を集めたが、勝ったのは4番人気タマモサンシーロ。2つ目の東風S(L)は田辺裕信騎手の落馬により乗り替わった原優介騎手の4番人気トーラスジェミニが、積極果敢な逃げでボンセルヴィーソの追撃を凌ぎ切った。
そして3つ目の金鯱賞にはデアリングタクトが登場した。同馬は昨年のジャパンC(G1)でアーモンドアイ、コントレイルと互角に渡り合った実力馬。単勝1.4倍の断然人気に支持されたのも無理はない。この時点での“WIN5生存者”は8万5156票。まだまだ、多くの人々にチャンスがあった。
だが、大多数のファンが順当な結果に終わると考えたこのレースは、単勝227.3倍の大穴ギベオンの激走によって大波乱に終わる。残っていた8万5156票は一気に「176票」まで激減。デアリングタクトの勝利を疑うにしても、さすがに最低人気馬の勝利まで読めたファンは少なかった。
さらに追い打ちを掛けたのは4つ目のフィリーズレビュー(G2)。1番人気オパールムーン、2番人気ヨカヨカ、3番人気エルカスティージョに人気が集まったが、ゴール前の激戦を制したのは8番人気の伏兵シゲルピンクルビーだった。これにより、残存票数はついに一桁まで減少して「8票」となった。
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