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藤田晋氏「馬主デビュー」の裏に武豊のスカウト!? 「馬主として凱旋門賞を」歴代5位・4億7000万円落札の超大物起業家が競馬界に参入した理由

藤田晋氏「歴代5位」4億7000万円落札「馬主デビュー」の裏に武豊!? 「藤田さんが馬主として凱旋門賞を」超大物起業家の競馬界参入の理由の画像1

 21日、千葉サラブレッドセールが開催され、この日上場された唯一のディープインパクト産駒をサイバーエージェント代表の藤田晋氏が4億7010万円(税抜き)で落札した。

 競馬界に衝撃が走った。これまで千葉サラブレッドセールの歴代最高額は2015年の1億9000万円だったが、それを2倍以上更新する超高額落札。そして何よりも、これは事実上、IT界の超大物が馬主として競馬界に本格参入する意思を示したことに他ならない。

「藤田社長のサイバーエージェントといえば今、異例の大ヒット作として多くの競馬ファンからも支持されている『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)を手掛けており、競馬界の関心が高まっていることでも知られていましたが、まさか5億円近い超高額馬を落札するとは。

落札したプレミアステップスの2019(牡)は社台ファームの生産で、父は一昨年他界したディープインパクト。母プレミアステップスは欧州や米国の重賞で入着しています。公開調教でラスト1ハロン10.4秒を記録するなど、すでにかなり調教が進んでいる様子。2歳馬ですので、順調に行けば今年の夏や秋にもデビューすることになりそうです」(競馬記者)

『ウマ娘』の他にも動画配信サービス『ABEMA』を手掛けるなど、競馬ファンだけに留まらない圧倒的な知名度を誇る藤田氏の競馬界への本格参入。

 落札額の4億7010万円は、セレクトセールなども含めた日本の競走馬セール史上5位を記録するなどインパクト十分の“デビュー”となったが、実はあの騎手が以前から“勧誘”を行っていたというから驚きだ。

「藤田さんが馬主として凱旋門賞を目指す、というのもありますよ(笑)」

 今年2月号の『GOETHE(ゲーテ)』(幻冬舎)に掲載された対談で、藤田氏を競馬界に誘ったのは、凱旋門賞制覇を最大の目標に掲げている武豊騎手だ。詳細はぜひ本誌をご覧いただきたいが、藤田氏も「実は……興味は持っているんです」と競馬界参入を匂わせていた。

「藤田さんは以前、徹マン(徹夜で麻雀)をした足で東京競馬場に向かう学生だったとか。親交のある堀江(貴文)さんが馬主になったこともあって、競馬にはずっと以前から興味があったそうです。

コロナ禍で社会全体が厳しい状況を迎えている中、サイバーエージェントは『ウマ娘』の大ヒットなどで好調ぶりが注目されていました。藤田さんにとっては、競馬への感謝も含めた馬主デビューでしょうね。話題の多い人物ですし、将来的には『ABEMA』で競馬中継を行うことも視野に入っていると思いますよ」(別の記者)

 やはり主戦は武豊騎手ということになるのだろうか。「アベマ」のデビュー、そしてウマ娘入りが今から楽しみだ。(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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