GJ > 競馬ニュース > 社台&ダノン軍団の信頼関係に暗雲……!?
NEW

JRA 社台&ダノン軍団の信頼関係に暗雲……!? ダノンキングリーが安田記念(G1)勝利も、セレクトセール高額馬は2億円の赤字

JRA 社台&ダノン軍団の信頼関係に暗雲……!? ダノンキングリーが安田記念(G1)勝利も、セレクトセール高額馬は4億円の大赤字の画像1
ダノンキングリー 撮影:Ruriko.I

 春のマイル王決定戦・安田記念(G1)を制したのは、まさかのダノンキングリーだった。

 そのダノンといえばノーザンファームや社台ファームなど、社台グループの生産馬を多く所有する馬主として知られている。セレクトセールでも毎年数億円を投じてノーザンファームや社台ファームの高額良血馬を購入しており、さぞや多くのG1レースを勝っているかと思うだろう。

 しかし、ダノンが所有する社台グループの生産馬で、古馬のG1レースを勝利した馬はいないのだ。2歳に限ればダノンファンタジー(阪神JF)、ダノンザキッド(ホープフルS)の2頭がいるだけで、高松宮記念を制したダノンスマッシュも、安田記念を制したダノンキングリーも、マイルCSを勝利したダノンシャークも、意外にも社台グループの生産馬ではない。

 ダノンを率いる野田順弘氏は、毎年のように億単位の大金をはたいて社台グループの良血馬を購入してきたが、現実は残酷なもの。最近の社台グループの生産馬で古馬のG1レースを勝利しているのは、アーモンドアイやクロノジェネシス、グランアレグリア、インディチャンプなどクラブの馬ばかり。

 一方で、三嶋牧場のダノンキングリー、ケイアイファームのダノンスマッシュ、下河辺牧場のダノンシャークは、少ない頭数ながら結果を出している。そしてダノンが所有していた主な社台グループの生産馬を見ても、金額通りの活躍とは言い難い状態だ。わかりやすい例として、ダノンキングリーと同じ5歳世代で、ダノン関連の社台グループ生産馬を見てみよう。


■2016年生まれのダノン所有馬(三嶋牧場と社台グループのみ)
・三嶋牧場

ダノンキングリー
獲得賞金:4億8779万円
12戦6勝
安田記念など重賞4勝

ダノンバリアント
獲得賞金:2270万円
7戦2勝
7992万円 (2017年 セレクトセール1歳馬セール)

———————-

・社台グループ

ノーザンファーム生産馬

ダノングレーター
獲得賞金:2113万円
12戦2勝
1億4580万円 (2017年 セレクトセール1歳馬セール)

ダノンチェイサー
獲得賞金:8710万円
11戦3勝
きさらぎ賞(G3)
2億7000万円 (2017年 セレクトセール1歳馬セール)

ダノンファンタジー
獲得賞金:3億2445万円
16戦6勝
阪神JF(G1)
9720万円 (2017年 セレクトセール1歳馬セール)

ダノンジャスティス
獲得賞金:4815万円(JRA)
19戦3勝
9504万円 (2016年 セレクトセール当歳馬セール)


社台ファーム生産馬

ダノンテイオー
獲得賞金:5714万円
19戦4勝
1億9440万円 (2016年 セレクトセール当歳馬セール)

ダノングリスター
獲得賞金:3751万円
17戦3勝
2160万円 (2016年 セレクトセール当歳馬セール)

ダノンラスター
獲得賞金:1620万円
7戦1勝


追分ファーム生産馬

ダノンサザン
獲得賞金:0万円
1戦0勝

JRA 社台&ダノン軍団の信頼関係に暗雲……!? ダノンキングリーが安田記念(G1)勝利も、セレクトセール高額馬は2億円の赤字のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を