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JRA 横山武史「燃え尽き症候群」で40連敗!? 日本ダービー(G1)大本命エフフォーリア「ハナ差2着」から2週間……昨年「大爆発」の北の大地で見せたチグハグ騎乗

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JRA 横山武史「燃え尽き症候群」で40連敗!? 日本ダービー(G1)大本命エフフォーリア「ハナ差2着」から2週間……昨年「大爆発」の北の大地で見せたチグハグ騎乗の画像1
横山武史騎手 撮影:Ruriko.I

 12日(土)から始まったJRA夏の北海道シリーズ。今年は札幌で開幕するというイレギュラー開催だ。

 そんな中、昨年C.ルメール騎手と並ぶ35勝を北の大地で挙げた、あの若手有望騎手が初日から登場した。4月の皐月賞(G1)をエフフォーリアで制した横山武史騎手だ。昨年は関東リーディングジョッキーに輝くなど、今最も信頼される若手のホープである。

 横山武騎手にとって皐月賞と並ぶ今年上半期の最大のハイライトは2週間前に行われた日本ダービー(G1)だろう。

 無敗の2冠馬誕生を期待され、単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持された大一番。22歳らしからぬ堂々の騎乗で直線先頭に立つが、ゴール寸前で福永祐一騎手騎乗のシャフリヤールに差され、わずか10cm差で2冠を逃した。

「人気に応えることが出来なくて、申し訳なかったです……」。一世一代のチャンスを逃した横山武騎手はレース後、そう言って悔しさをにじませた。

 横山武騎手は僅差で敗れたダービーで燃え尽きてしまったのか、その後、勝利の美酒を味わっていない。勝利を挙げたのは、ダービーの前週のオークス前日となる5月22日の4Rを最後に、この日まで、実に40連敗という泥沼状態に陥っている。

 ダービー前はそのプレッシャーから、ダービー後はそのショックが尾を引いているのか、ちぐはぐな騎乗も目立っている印象だ。

 12日の札幌メイン11Rの大倉山特別(2勝クラス)では、5番人気のキーダイヤに騎乗。好スタートを切ってハナを奪おうとするが、内から2番人気のエムオーシャトルに競りかけられ、前半3ハロン33秒5の乱ペースを演出。結局、先行した2頭は直線早々と失速し、キーダイヤは13着に大敗した。

「ハナを主張するのか2番手に控えるのか、はっきりしない中途半端な形になってしまいましたね。好スタートを切っただけに、もったいない騎乗でした」(競馬誌ライター)

 続く最終12R(HTB賞=2勝クラス)では、5番人気ブルーエクセレンスに騎乗。今度は大外枠からスタート直後に外に大きく膨れてしまい、道中は最後方を追走するだけ。直線でも見せ場をつくることはできず、11頭立ての10着に敗れた。

 この2レース以外の6鞍は全て1~3番人気だったが、2着が1回あっただけ。やはりダービーショックを引きずっているのか、昨年史上最年少で関東リーディングを獲った時のような勢いが感じられない。

「自信を持って臨んだダービーで敗れたショックは計り知れないものがあると思います。しかし、この壁を乗り越えられないようでは本物の一流騎手にはなれないでしょう。秋に悔しさを晴らすためにも、この夏は非常に重要になると思います」(同)

 横山武騎手は、この殻を突き破って、さらなる成長を遂げることはできるだろうか。(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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