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「さすがの修正能力」川田将雅を元JRA佐藤哲三氏が大絶賛! “差”を見せつけた岩田望来に続きアイビスSD(G3)ではC.ルメール「強奪」に“リベンジ”も?

「さすがの修正能力」川田将雅を元JRA佐藤哲三氏が大絶賛! 差を見せつけた岩田望来に続きアイビスSD(G3)ではC.ルメール「強奪」にリベンジも?の画像1

 現在、全国リーディングでC.ルメール騎手に次ぐ2位につけている川田将雅騎手。18日(日)の中京記念(G3)では、久々2度目のコンビを組んだアンドラステに騎乗。好位から早めに抜け出す横綱相撲で、今年重賞12勝目を挙げた。

 オープン昇級後、5連敗を喫していたアンドラステに初の重賞タイトルをもたらした川田騎手。その技術を独自の視点で称賛したのが元騎手の佐藤哲三氏だ。

 詳細は20日に『netkeiba.com』に掲載された『哲三の眼!』をご確認いただきたいのだが、佐藤氏は川田騎手の手綱捌きを次のように回顧している。

「鞍上の川田(将雅)君は久しぶりの騎乗でしたが、さすがの修正能力だなと感心しました。現時点でのその馬に、していいこと、ダメなことをしっかりわかっているなと。前走は向正面で掛かっていたので、おそらくそこを修正すれば勝てるという計算だったのではないでしょうか」

 1年4か月ぶり、しかも2度目のタッグだったにもかかわらず、アンドラステのことをしっかり把握した上で勝利に導いたというのが佐藤氏の見立てだろう。その一方で、それまで主戦を務めていた岩田望来騎手にも檄を飛ばしている。

「前走で騎乗した岩田望来君もいいレースをしていましたが、これまでたくさんの結果を出しているトップジョッキーと、これから追い求めて行こうという若手では違うのは当たり前。(中略)今回の川田君の騎乗はまったく折り合いに苦労しているようには見えないレースでしたから、そこの違いを吸収出来るいいお手本になったと思います」

 “一流騎手が若手騎手にお手本を示した”とやんわり表現しているが、アンドラステとのコンビでなかなか結果を出せなかった岩田望騎手と川田騎手の差が如実に表れたともいえるだろう

 そんな川田騎手が2週連続の重賞制覇に挑む。25日に新潟競馬場で行われるのはJRAで唯一、直線コースが舞台の重賞、アイビスSD(G3)だ。川田騎手が12年ぶりに参戦するこのレースで騎乗するのは3歳馬のモントライゼ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)である。

 昨年6月のデビュー戦から3度コンビを組み、いずれも単勝1倍台の1番人気に支持されたが、勝利を挙げたのは2戦目の未勝利戦のみ。デビュー戦と3戦目の小倉2歳S(G3)は惜しい2着に敗れていた。

 その後はC.ルメール騎手に主戦の座を奪われる形になったが、ふたたび川田騎手に騎乗依頼が舞い込んだ。

「昨夏の時点で、川田騎手はモントライゼとマイル路線を歩む可能性もありましたが、2度の敗戦で、コンビは解消されてしまいました。しかし、朝日杯FS(G1)ではグレナディアガーズを見事優勝に導き、結果オーライという形に……。

その朝日杯FSでペースを作ったのがルメール騎手騎乗のモントライゼです。前半3ハロン33秒7というハイペースで逃げたモントライゼは直線失速。好位を進んだグレナディアガーズにとっては、理想的な展開となりました。仕掛けるタイミングなどは、川田騎手がモントライゼの背中を知っていたことも大きかったのかもしれません」(同)

 これまでモントライゼに3度騎乗した経験はもちろん、その後の朝日杯FS、そしてファルコンS(G3)で2度モントライゼと対峙した。アイビスSDでは、3連敗中にモントライゼにどのような修正を見せてくれるだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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