
JRA史上「最多勝」へ、ライオンボスが復活Vなるか!? 「初千直」モントライゼは川田将雅、父ダイワメジャーが“足かせ”に 【アイビスSD(G3)展望】
25日、新潟競馬場で行われるのはJRAで唯一、直線コースのみで施行される重賞競走のアイビスサマーダッシュ(G3)だ。
例年は“千直”スペシャリストたちがこぞって参戦するが、今年はコース経験の浅い馬の出走も多くなりそうだ。それでは有力馬を中心に展望していこう。
最初に取り上げるのは、“スペシャリスト”のライオンボス(牡6歳、美浦・和田正一郎厩舎)だ。
キャリア6勝のうち新潟千直で実に4勝、通算成績は「4-2-0-1」というまさにスペシャリスト。残る2勝もダート1000mなので、とにかく距離は短い方がいい。2001年7月のコース誕生から今年で丸20年。千直で5勝した馬はこれまで皆無である。最多がライオンボスと2010年アイビスSD覇者ケイティラブで、4勝で並んでいる。もしライオンボスが勝てば、史上初となる5勝目を挙げることになる。
ライオンボスがコース4勝目を挙げたのは、昨年5月の韋駄天S(OP)。その後、1年前のアイビスSDで連覇を狙うもアタマ差でジョーカナチャンに惜敗。今年5月に行われた前走の韋駄天Sはまさかの9着に敗れた。
その前走は、好スタートを切るもケイアイサクソニーとのハナ争いに敗れ、2番手に控える形に。その時点で行き脚が悪くなると、直線半ばで早くもムチが飛び、最後は後続馬に次々と交わされた。
58kgの斤量に加え、今年で6歳という年齢もあって衰えの可能性も否めない。ただし陣営は、「本番(アイビスSD)に向けての前哨戦の意味合いがあるレース」と前走はあくまでも叩き台だったことを強調。本番での巻き返しに燃えている。
ライバルになり得る勢力は千直未経験、もしくは経験の浅い馬がほとんど。ライオンボスの復活はあるか。
対抗する筆頭格は千直未経験のモントライゼ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)だ。
昨秋に京王杯2歳S(G2)を勝ち、その後朝日杯FS(G1)でも4番人気に支持された逸材である。その時はハイペースで逃げたが直線失速し、10着に敗れた。
今年に入ってからはファルコンS(G3)で3着、葵S(重賞)は1番人気を裏切り5着と2走続けて距離を短縮し、着順も落としている。ただし、前走はスタート直後の不利がなければという内容で、初めての直線競馬で新味発揮が期待される。
鞍上はデビュー3戦目の小倉2歳S(G3)以来となる川田将雅騎手。千直の騎乗機会は過去に13回だけ。2010年以降は2回にとどまっている。アイビスSDには2回騎乗し、07年モンローブロンド15着、09年コウエイハート18着とどちらも惨敗している。
モントライゼに浮上したのは血統面の不安なデータ。父ダイワメジャー産駒のこのコース通算成績は「6-11-17-121」で、コース機会が100回以上ある種牡馬10頭の中で、勝率3.9%はワーストである。単勝回収率に至っては17%と芳しくない。
ただし、1週前追い切りでは抜群の動きを披露。世代屈指のスピード馬の好走はあるか。
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