
JRA 「俺の経験則から言うと……」福永祐一、新馬戦5連勝に隠された配慮。新馬15戦で勝率53.3%、3着以内率は驚異の86.7%!
福永祐一騎手の「新馬無双」が止まらない。
17日、小倉競馬場で行われた5Rの新馬戦はシゲルイワイザケ(牝2歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)が優勝。鞍上・福永騎手の完璧なエスコートに導かれ、デビュー戦を勝利で飾った。
レースは、8頭立ての芝1800m戦。好スタートを切ったシゲルイワイザケであったが、レース後に福永騎手が「聞いていたよりゲートは速かったけど、控える形で運びました」と話した通り、好位追走を選択する。
シッカリと脚が溜まったシゲルイワイザケは、勝負所でレースが動き始めても楽な手応えで外から進出。直線入り口で先頭に並びかけると、2着ルクスレジーナの追撃も凌ぎ切りノーステッキで押し切った。
また、この日の福永騎手は、続く6Rの新馬戦(芝1200m)でもスリーパーダ(牝2歳、栗東・斉藤崇史厩舎)で優勝。こちらも好スタートから好位を追走すると、直線では早めに先頭に並びかけ押し切っている。
福永騎手は先週も小倉で騎乗しており、土日で行われた新馬戦3レースを全て優勝。これで新馬戦の連勝を「5」に伸ばしたが、その全てを同じような先行策で勝利した。
先週の新馬戦では土曜日にサイード、日曜日にピースオブエイト、テイエムスパーダに騎乗。ピースオブエイトはスタートでモタついたが、その他の4頭はどれもハナを切れるだけのスタートを見せていただけに、意図的に「下げた」という可能性が高そうである。
これを裏付けるかの如く、吉本興業所属の漫才コンビ・ビタミンSのお兄ちゃんが持つYouTubeチャンネル『お兄ちゃんネル』では福永騎手が持論を展開。詳細はそちらでご覧いただきたいが、福永騎手は「俺の経験則から言うと、逃げた馬が次に距離が延びて逃げられなかった時は大抵負ける」と話しているのだ。
競馬では逃げた馬の勝率が高いのは有名な話だが、もちろん福永騎手もそれは承知している。ただ、逃げた馬が次走で勝つパターンとしては「また逃げられるか、距離を短くするしかないと俺は思ってんねん」と逃げることのリスクを説明している。
■福永祐一騎手 今年の2歳新馬戦成績(勝率、連対率、複勝率)
福永祐一【8-2-3-2/15】53.3% 66.7% 86.7%
今年6月から始まった2歳新馬戦では、これまで15回騎乗しており馬券圏内を外したのがわずか2回のみ。計8勝と半分以上のレースで騎乗馬を勝利に導いている。
将来ある2歳馬の可能性を大事にしながら勝利を量産する福永騎手。有力な乗り馬に恵まれるのも、こういった配慮があってのことだろう。(文=北野なるはや)
<著者プロフィール>
某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
関連記事
JRA福永祐一「1回将雅を挟むのありやな」日本ダービー制覇は川田のおかげ!? 「全然オレとタイプが違う」相棒シャフリヤールをライバルに託した意外な効果
JRA福永祐一「かみ合ってない」2年目ドゥラメンテに辛口評価!? セレクトセール「平均1250万下落」で 急上昇モーリスにまさかの”逆転”負け
JRA夏の新馬戦は「小学校の運動会」⁉ トラウマ残る「ムチ連打」はご法度、“メイクデビュー”の知られざる騎乗ぶりを徹底解説!!
JRA 福永祐一「人為的に変える必要がある」クロノジェネシス凱旋門賞直行に助言!? 「特にディープインパクトの子供は……」日本馬と欧州馬の決定的な違いとは
JRA 福永祐一「7億ぐらいいったりするんちゃう」ディープインパクト産駒「最後の世代」にセレクトセール史上最高額も!? 日本のトップジョッキーも注目する1歳馬とは