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パチスロ「伝説の爆裂連チャン機『コンチネンタル』が4号機で復活!?」~4号機名機伝説~ 『オリエンタルⅡ』編 【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.80】

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 前回、1993年秋にリリースされたユニバーサル販売の4号機第1弾『ソレックス』について書いた。

 同機は、4号機では初めてとなる、集中役を出玉獲得の主軸に据えた本格的なA‐Cタイプ。

 厳しいパンク規制に対処すべく1ゲームあたりの純増枚数を7枚近くにまで高めた快速集中役「ベルラッシュ」は、突入確率の高さもあって初期4号機ではトップクラスの破壊力を誇った。

 そんな『ソレックス』から、わずか数ヶ月後の同年暮れ。ユニバーサル販売は、早くも4号機第2弾『オリエンタルⅡ』を発表する。

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 ユニバーサル系マシンの伝統ともいえる、王者の風格漂うトラディショナルなデザインが印象的な本作は、両ボーナスのみで出玉を増やすスタンダードなAタイプ。しかし、そのコンセプトに誰もが驚かされた。

 90年代初頭、パチスロ業界に巻き起こった爆裂連チャン機ブーム。そのきっかけとなった伝説のマシン『コンチネンタル』を徹底的に再現したのだという。

 役構成を見ると、REGは1種類になったが、ビッグは『コンチ』と同様、「7・7・7」と「BAR・BAR・7」の2種類。小役についても絵柄の色やデザイン、払い出しには多少の変更はあるが、構成自体はほぼ『コンチ』である。

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 極めつけは、絵柄配列。青リンゴがベルに、オレンジがリンゴに、JACを兼ねたプラムがEXTRA(リプレイ)に、そしてベルがプラムに…とそれぞれ置き換えられてはいるが、ボーナス絵柄の配置を含め、まんま『コンチ』だったのである。

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左が『コンチネンタル』、右が『オリエンタルⅡ』。小役絵柄が入れ替わっているだけで、まったく同じであることがわかる。


 実は、この『オリエンタルⅡ』、「お蔵入りになった『コンチネンタルⅣ』を4号機に焼き直してリリースした」という噂が、当時はまことしやかに囁かれた。

 実際のところ、『コンチネンタルⅣ』という機種名は以前からシリーズ最終作として噂にはあがっていたし、あながち間違いではないかも知れない。

 そんなわけで、ゲームを彩るリーチ目についても、「中段単チェリー」や「単チェリー+ボーナス絵柄テンパイ」といった、『コンチ』から継承されたパターンが目をひいたが、4号機ではボーナス成立後の等倍返し処理が禁止されたため、これら小役絡みのリーチ目の存在感は希薄だった。

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ボーナス成立ゲームで出現しうる鉄板リーチ目は、払い出しを伴わない「7・リンゴ・BAR」のみ。

 そこで頼りになるのが、4号機最初のユニバーサル系マシンを特徴づけていた、成立ゲームにのみ発生する刹那的な告知サイン「フラッシュ」である。

 本作の場合は3パターン。いずれも中段がフラッシュするのだが、「左→右→左」はビッグ、逆に「右→左→右」だとREG、「左→右」を2回繰り返すとBRいずれかとなった。

パチスロ「伝説の爆裂連チャン機『コンチネンタル』が4号機で復活!?」~4号機名機伝説~ 『オリエンタルⅡ』編 【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.80】の画像6 ところで、肝心のスペックについては、これもまた『コンチ』を踏襲し、「怒濤の連打を生み出す超ビッグ偏向タイプ」などと謳われたが、これにはちょっと…というか、かなり無理があった。

 そもそも、一大センセーションを巻き起こしたデビュー当初の『コンチ』は、コインセレクタに仕込まれた「CS-90」なる未承認のパーツによって、怒濤のごときビッグ連打を巻き起こしていたのだ。

 3号機よりも出玉規制が厳しくなったドノーマルの4号機で、同じような連チャン性を再現できるはずものないだろう。

 確かに、確率配分は全設定にわたってREGが非常に低く抑えられた超ビッグ偏向型だった。が、相応に機械割も辛くなっており、「単にREGを削っただけの辛い台」というのが、大方の評価だった。

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 世が世なら、「あとで連チャンを上乗せする分を勘定に入れ、あえて辛くしているのではないか」と勘ぐられたことだろう。実際、『コンチ』がそうだった。

 が、『コンチ』は先述した「CS-90」の一件が問題となり、検定取消処分という大きなペナルティを喰らった。まさか、同じ過ちを繰り返すはずもないだろう。

 しかし、である。歴史は繰り返すのが、世の常。やがて市場にある『オリエンタルⅡ』の多くは、人知れず暗躍する「業者」たちの手によって、名実ともに『コンチ』の完全再現ともいえる連チャン性能を身につけるのであった。

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(文=アニマルかつみ)

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