パチスロ「3万枚」も夢じゃない…伝説の最強マシンを実戦!!

　早くも話題沸騰のミズホ製パチンコ新台『Pミリオンゴッド一撃』ですが、やはりGOD系機種や、北斗の拳、牙狼などの人気機種がリリースされる際の盛り上がりは別格のものがありますね。　

　そこで今回は4号機爆裂AT時代の2002年にホールを狂乱の渦に巻き込んだ伝説的最強マシン初代『ミリオンゴッド』で遊んできました。その風貌は神々しく輝いております。

　直系の後継機種では、ユニバーサルブロス『ミリオンゴッド神々の凱旋』（2015年）が一昨年まで長期稼働。そういったこともあり馴染みも深く、今さらというか言わずもがなのミリオンゴッドシリーズ。

　もちろん私自身も初代ゴッドを遊技した世代ですが、打ったのは数えるくらいでそれほど思い入れはありません。なぜなら同時期に絶大な人気を誇っていたサミーのAT機『獣王』、『サラリーマン金太郎』、『アラジンA』に夢中だったからです。

　そう。私の中で4号機爆裂ATといえば『サミー』であり、サミーにとっても平成の絶頂期だったといえるでしょう。AT旋風を巻き起こしたのもサミーでしたし、それ程までにサミーAT機の完成度はズバ抜けていました。

■ものの40分ほどで約5000枚が吐き出される爆裂！

　…っと話が脱線しそうですが、今回の主役は初代ミリオンゴッド。『百万神』とはよくいったものですが、それこそカジノのスロットマシンを連想させるものでしたね。

　その遊技性はボーナス非搭載でATのみ。ATゴッドゲームは1Gあたり純増約10枚の50Gが1セット。そして確率1/8192のGOD絵柄が揃えば500GのATが確定し、ものの40分ほどで約5000枚が吐き出される…そんな爆裂は、あまりにも有名です。

　内部的には地獄や天国モードなどを行き来し、強烈な連チャンを演出。GOD揃いを伴わなくとも大量メダルを獲得するチャンスは常にあり、ストック全放出が選択された時などは驚愕の大量メダルが約束されることになります。

　その過激な究極のギャンブル性の虜になったファンも多く、その加熱ぶりはある種の社会現象といえたのかも知れません。

　私がサラリーマン金太郎で5000枚をGETし、一緒のホールで初代ゴッドを打っていた友人二人に「食事でもご馳走するか」とシマを覗いたところ…大敗していたはずの二人が、並んで万枚を叩き出していたという強烈な思い出もあります。

　後に検定取り消しとなるなど、4号機時代の終焉となるきっかけを作った初代ゴッド。とにかくあらゆる意味で強烈すぎるマシンですが、後にも先にもGOD絵柄を揃えたのは一度きり。

　その時はGOD後の放出もなく連チャンなしを確認し、即やめして4700枚ほど流したのを今でもはっきりと覚えています。

　そして人生二度目のGOD揃いなるかと挑んだ今回ですが、GOD揃いどころか当った通常ATも単発終了という体たらく。『やっぱり初代ゴッドは好かん』と、知人に八つ当たりをしてしまった私なのでした。

（文＝電撃しらっち）
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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