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元JRA藤田伸二氏「必ず当たる」方法で10万馬券をゲット!? 2度目の大幅プラス計上した「予想をしない馬券術」を公開

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元JRA藤田伸二氏が「必ず当たる」馬券で10万馬券をゲット!? 川田将雅、松山弘平も共倒れ…あえて「予想をしない馬券術」が今年2度目の大幅プラス の画像1

 どんなに荒れようとも「必ず的中する」組み合わせが発売されているのが馬券だ。

 例えば、G1史上最高払戻の1位として有名な2015年ヴィクトマリアマイル(G1)の場合、3連単払戻は2070万5810円。2位の2008年秋華賞(G1)は、1098万2020円というものだった。

 これだけ配当がつくのなら、いっそのこと「全通り」の馬券を購入していれば的中出来たのにと思ったファンもいただろう。

 ちなみに18頭立てのフルゲートで全頭の3連単ボックスを購入すると、その点数は4896点。馬券の購入は100円単位となるため、48万9600円あれば「必ず的中」できる馬券を購入することも可能だ。

 かといって3連単の払戻が、「元を取れる」50万円超えの波乱はそうそうあるものではないことも事実。3場開催だと1日で36レースもあり、土日開催だと72レースもあるのだから、「全通り買い」はとても現実的な選択肢とはならないだろう。

 これに対し、ちょっとした“抜け道”となるのが少頭数のレースである。

 18頭立てで50万円近く要する資金も、頭数が減れば一気に手を出せる範囲まで点数が少なくなるからだ。レースが成立する5頭立て60点、6頭立て120点、7頭立て210点。8頭立てまで広げると、点数も336点となる上に対象レースの数も一気に増える。回収率を考えるなら7頭立て(2万1000円)あたりが目処になるか。

 また、少頭数のレースでは上位人気馬に票が集中しやすく、想像以上に波乱の結果になることも珍しくないだけに馬券的な妙味もある。実際、今年の阪神で開催された7頭立て以下の平地のレースは全6回。たまに楽しみむにはちょうどいい回数といえる。

「予想をしない馬券術」が今年2度目の大幅プラス

 そしてこの条件にピッタリ当てはまったのが、23日のメインレース難波S(3勝クラス)だった。

 川田将雅騎手のイズジョーノキセキが、1番人気で単勝オッズ2.1倍。松山弘平騎手のアールドヴィーヴルが2番人気の2.3倍で続いた。3番人気ムジカは人気を分けた2頭から離された7.0倍でもあり、下馬評的に2強の一騎打ちムードが濃厚となっていた。

 舞台は阪神競馬場で行われた3勝クラスの芝1800m戦。いざレースが始まると、3番手から進んだ1番人気イズジョーノキセキは、スローで逃げたシャイニーロックすら交わせない最下位。6番手から追走した2番人気アールドヴィーヴルも上がり3ハロン最速の脚を使ったものの、4着に敗れて2強が共倒れする結果に終わった。

 勝利したのは4番人気サターンで、2着に7番人気のヒルノダカール、3着にムジカが入る大波乱。最低人気が2着に食い込んだこともあり、2頭の馬単は1万1180円、3頭の3連単は10万6830円まで跳ね上がった。

 7頭立てなら全頭ボックスで購入しても3連複は35点、3連単は210点なのだから、どちらの券種で的中しても大幅なプラスを計上できたということになる。

「全頭買い」でプラスになったケースは、今年の阪神で実は2度目。前回は3月の君子蘭賞(1勝クラス)で、このときは6番人気馬が穴を開けて3連複6020円、3連単5万4620円という決着だった。

 それまで5レース連続で赤字だった収支が、前回の君子蘭賞と今回の難波Sで一気に黒字へと転換。6レース全体の収支でも3連単で5万円以上のプラスに逆転した。

 頭の中で思っても実行するのはなあというファンも少なくないだろう。

 だが、現実にこの方法で大儲けをしたのが元JRA騎手の藤田伸二氏である。藤田氏は自身のTwitterにて「阪神メイン!頭数少ないから全馬買いや!怪しい1番人気やからこそ遊ぶ。よろしいやん」と難波S前にツイート。3連単ボックス2万1000円を購入し、10万馬券を的中させていたのだからお見事だ。

 高配当ゲットに気を良くした藤田氏は、この日の最終レースも的中。勢いに乗って翌24日のWIN5に挑戦したようだが、こちらはあえなく1レース目で轟沈。「これが競馬やな…あまり調子に乗るもんじゃない…」とつぶやくとともに、「懲りずに来週も挑戦じゃ!残りのレースで取り戻すか」と前向きな姿勢を見せていた。

 勿論、ただの偶然といってしまえばそれまでだが、全通り買いをする最大の魅力はとにもかくにも「必ず当たる」こと。人気サイドで決着した際は、“ガミる”リスクもあるとはいえ、絶対に的中する馬券でプラスになるなら十分に楽しめそうだ。

 次はいつあるか分からないが、たまにはこういった遊び方をしてみるのも面白いかもしれない。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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