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JRA武豊ジャングロ&川田将雅ダノンスコーピオンらは容赦なく消し。前回「12番人気◎1着」の会心予想が「単勝万馬券」の大穴を絡める大万馬券狙い【NHKマイルC(G1)予想】

JRA武豊ジャングロ&川田将雅ダノンスコーピオンらは容赦なく消し。前回「12番人気◎1着」の会心予想が「単勝万馬券」の大穴を絡める大万馬券狙い【NHKマイルC(G1)予想】の画像1
撮影:Ruriko.I

 今回は、8日に行われるNHKマイルC(G1)を予想する。

 2月の京都記念(G2)以来の予想登場となるが、前回は◎に指名したアフリカンゴールドが1着になりながらも、馬券がハズれるという体たらく……久々のご指名だけに、今度は期待に応えたい。

 毎年好天に恵まれ、東京競馬場が世界に誇る超高速馬場で開催されるのが、NHKマイルCというレースである。予想の大前提として、そこは外せない。特に前日土曜日の馬場状態は大いに参考になった。一見、先行も差しも決まるフラットな馬場だ。

 ただ、NHKマイルCのメンバーを見ると、これといった逃げ馬がジャングロしかいない。つまりスローが濃厚なメンバーであり、こうなるとさすがに後方からでは届かない。

 その上で参考にしたいのが、先月の桜花賞(G1)だ。

 これといった逃げ馬が特におらず、ハナを切った最低人気のカフジテトラゴンを、武豊騎手の2番手ウォーターナビレラが可愛がる展開。その結果、レース自体の上がり3ハロンが34.1秒という極端な上がり勝負となった。

 今回、逃げることが濃厚なジャングロの鞍上が武豊騎手。「もともと1200mの馬」と語っている通り、少なくとも鞍上は距離に不安を持っている。単騎でハナを切れるなら、できるだけペースを落とし、最後の直線まで脚を溜めたいはずだ。

 従って、今年のNHKマイルCが桜花賞のような「超スローの高速アガり決着になる」可能性は十分にある。これらを踏まえ、予想では以下の3点が大きな指針となる。

・スタミナよりもスピード
・中団よりは前にいるであろうこと
・過去にスローの1400m~1600m戦を「先行」して速い上がりを使っていること


「◎」は7番タイセイディバインだ。

 前走のアーリントンC(G3)では、ダノンスコーピオンの切れ味に屈した2着だが、先行して上がり3ハロン33.9秒なら十分。先述した通り、NHKマイルCが超スローの高速アガり決着なら、逆転は十分にある。前日現在12番人気は舐められ過ぎの感はあるが、そのままでお願いしたい。

 デビューから中距離を使われても結果が出ず、2走前が初の1400m、前走が初の1600mとマイラーとしての伸びしろも十分。鞍上の松若風馬騎手がややパンチ不足だが、競馬界全体が世代交代を迎えている今年はどのG1も混戦。丸田恭介騎手が高松宮記念(G1)で見せたような乾坤一擲の騎乗で、G1・2勝目を飾ってもらいたい。

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セリフォス 撮影:Ruriko.I

「〇」は4番セリフォスだ。

 昨秋のデイリー杯2歳S(G2)を先行して、上がり3ハロン33.4秒で勝利。はっきり言って、これといった欠点はない。朝日杯フューチュリティS(G1)の走りからも実力は確かで、「◎」タイセイディバインを信じられない堅実派は、こちらを本命に据えるのもありだろう。好走馬がNHKマイルCで度々穴を開ける、新潟2歳S(G3)の上がり3ハロン32.8秒が光る。3歳マイル王に最も近い存在といえるだろう。

 ちなみにタイセイディバインを上位に見た理由は、単純にローテーションの差だ。王道トライアル2着馬と、昨年の2歳G1の2着馬。単純な勝つ可能性ならセリフォスが上かもしれないが、惨敗する可能性も後者が上とみて対抗評価に留めた。


「▲」は5番キングエルメスだ。

 こちらはアーリントンCで3着。「◎」タイセイディバインと3/4馬身差なら高評価しないわけにはいかない。むしろ、例年通りの前が止まらない馬場なら、こちらを本命に想定していたほどだ。4コーナー4番手から上がり3ハロン34.1秒なら上々。後方から追い上げたダノンスコーピオンよりも高く評価できる。

 また、京王杯2歳S(G2)では、2番手から上がり3ハロン34.1秒の脚で重賞制覇。1400mで楽に先手を獲れるスピードは、マイル戦でさらに活きる。同じく3番手から上がり3ハロン34.0秒の脚で2着したトウシンマカオと併せて評価したい。


「△」は内から2番ソネットフレーズ、6番トウシンマカオ、8番アルーリングウェイ、10番カワキタレブリー、11番インダストリア、14番フォラブリューテの6頭とする。

「過去に1400m~1600m戦を先行して速い上がりを使っていること」を満たしており、ソネットフレーズとカワキタレブリーはデイリー杯2歳S、トウシンマカオは京王杯2歳Sに加えクロッカスS(L)を評価した。トウシンマカオはビッグアーサー産駒という点で評価を下げただけだ。

 他にアルーリングウェイは、桜花賞で不利があったため度外視できる。インダストリアは速い上がりを使っているのが1800mの新馬や未勝利なので信憑性は低いため「△」に留めた。

 フォラブリューテの桜花賞大敗は出遅れただけ。C.ルメール騎手も早々に諦めており、こちらも度外視できる。もともと新潟マイルデビューの4馬身差勝利が評価され、アルテミスS(G3)ではサークルオブライフらを抑えて1番人気になった馬。見限るのはまだ早い。

 一方で、内から1番マテンロウオリオン、13番ジャングロ、18番ダノンスコーピオンらは切りとする。

 マテンロウオリオンが万両賞(1勝クラス)で上がり33.4秒、ダノンスコーピオンがアーリントンCで上がり33.6秒という素晴らしい脚を使っているが、いずれも後方から。実力、実績共に十分で、今回もいい脚を使うに違いないが「超スローの高速アガり決着になる」であろう今年のNHKマイルCに限っては、届かないはずだ。

 ジャングロは冒頭でも触れたが、超スローで逃げる重要な役割を担っている。しかし、超スローで逃げるということは、後続とのマージンもあまりないということ。高速アガり決着になればキレ負けすることが濃厚だ。

 以上、推奨馬は
「◎」7番タイセイディバイン
「〇」4番セリフォス
「▲」5番キングエルメス
「△」2番ソネットフレーズ
「△」6番トウシンマカオ
「△」8番アルーリングウェイ
「△」10番カワキタレブリー
「△」11番インダストリア
「△」14番フォラブリューテ
となる。

 買い目は三連単⑦⇔④の1、2着折り返し、以下3着付で7頭へ流し。馬券は合計14点で勝負したい。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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