
02’日本ダービー優勝馬は、”破壊王”として牧場のボスに君臨!??|タニノギムレット
かつて観衆を沸かせた名馬の“今”を紹介!
走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。
全国で暮らす、名馬の個性と“今”を集める『ウチの子はあの名馬!個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします!
今回のコレクションは、2002年の日本ダービー(G1)を制した、タニノギムレット!
現在は、北海道沙流郡日高町にあるYogiboヴェルサイユリゾートファームで暮らしているとのこと。
そのお世話をしている岩﨑さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました!
岩﨑 崇文さん
(一般社団法人ヴェルサイユリゾートファーム 代表理事)
ウマ歴:22年
出身地:東京都
趣味:ナイショ
特技:ナイショ
タニノギムレット
ニックネーム|ギム
生年月日|1999年5月4日
生産者|カントリー牧場
馬主|谷水雄三
戦績|8戦5勝(2着1回,3着2回)
獲得賞金|3億8,601万円(中央)
主な勝鞍|2002年日本ダービー(G1)
父|ブライアンズタイム
母|タニノクリスタル
母父|クリスタルパレス
ここにきた日|2020年7月16日
タニノギムレットは日本ダービー(G1)を始め、スプリングS(G2)、シンザン記念(G3)、アーリントンカップ(G3)など重賞タイトルを4勝。
ダービー優勝後、休養中に屈腱炎を発症したため、キャリア8戦という短くも濃い現役生活に幕を下ろし、社台スタリオンステーションで種牡馬入りとなりました。
なお種牡馬としては、2007年に日本ダービーを制した名牝・ウオッカなどを輩出しています。
なるほど…賢く図太いのが特徴とのことで、計算高い所もある、お馬さんなのかと想像しました。
担当している岩﨑さんに、ギムの“印象的なエピソード”を聞いてみました!
「レックススタッドから移動してきた初日に、いきなり牧柵を蹴って壊してしまったことですね。やばい馬が来たな~というのが第一印象でした。」
とんでもない暴れん坊将軍の御成に、さぞかしスタッフの皆様も“冷や汗”をかかれたのではと想像いたします。
それも今やタニノギムレットの個性となり、壊れた牧柵は、なんとキーホルダーとなって販売されています!
一点一点手作りのため販売時期は不定期ですが、ヴェルサイユリゾートファームのオンラインショップで販売されており、毎回、発売開始と同時に売り切れてしまうほどの人気商品だそうです。
本当に白黒はっきり!人間のような眼ですね!

放牧地がお隣さんなので時々併せ馬をしているようです。

自身も「自分が一番強い」と思っていて、他の馬もタニノギムレットには逆らわないとの事。
牧場のボスの様な感じなので、他馬のことは皆舎弟だと思っているそうです。

今年で24歳を迎えたタニノギムレット。
ダービー馬で生存している馬では最高齢です。
元気なうちに是非会いに来てください。
岩﨑さん、タニノギムレットのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました!
タニノギムレットがいるYogiboヴェルサイユリゾートファームさんの見学は、木曜以外いつでも自由に可能で、見学時間は併設のカフェも含めて9時~15時まで(最終入場14時30分)、駐車場は26台完備されています。
7月(予定)には新千歳空港の近くにレンタカー屋さんをオープンされるそうで、ゆくゆくは特別ラッピング仕様車のレンタルも考えておられるようです。
ぜひ馬ざんまいのデザインをあしらった車で、見学に訪れてみてください!
そしてYogiboヴェルサイユリゾートファームさんのSNSからも、タニノギムレットの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫
Twitter|@Versailles_Farm
Instagram|yogibo_versaillesresortfarm
Facebook|Yogiboヴェルサイユリゾートファーム
WEBサイト|https://www.versailles-resort.com
協力:Yogiboヴェルサイユリゾートファーム
一般社団法人 ヴェルサイユリゾートファーム
取材・文:片川 晴喜
編集・監修:平林 健一
制作:Creem Pan
著作:Creem Pan・GJ
PICK UP
Ranking
17:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA福永祐一が語ったM.デムーロ「致命的トラウマ」。オークス(G1)1番人気サークルオブライフ12着大敗に「これがあるから軸にできない」
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 【徹底考察】みやこS(G3) ラニ「この馬は間違いなく偉大なチャレンジャーだ。だが、『日本』で本当に強いのか、それとも……」
- ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 何故リカビトスは秋華賞トライアルを使わなかったのか?「遅れてきた大物」が本番を勝つための「長期的戦略」の全貌