桜花賞「3連覇」川田将雅VS「最多6勝目」武豊! 傾向から見えた「馬単1点」とは
「3連覇」川田将雅VS「最多6勝目」武豊!
7日、2024年の牝馬三冠が阪神競馬場で行われる桜花賞(G1)から開幕する。今年は歴代最多の桜花賞5勝を誇る武豊騎手と、桜花賞3連覇が懸かる川田将雅騎手の2人に注目してみたい。
武豊騎手が騎乗するスウィープフィート(牝3歳、栗東・庄野靖志厩舎)は、桜花賞の王道トライアル・チューリップ賞(G2)の勝ち馬だ。
武豊騎手と初コンビを組んだ前走チューリップ賞は、出遅れて後方からの競馬になるも、最後の直線ではメンバー最速となる上がり3ハロン34.3秒の末脚で豪快に差し切った。その切れ味は、祖母でG1を2勝したスイープトウショウを彷彿とさせるもの。桜花賞では2番人気に推されながらも5着に敗れた祖母のリベンジを果たしたい。
また、鞍上の武豊騎手はこれまで桜花賞に30回挑戦して、歴代最多の5勝。2着7回、3着1回で勝率16.7%、連対率40.0%、3着以内率43.3%と好相性だ。特に3番人気以内の実力馬に騎乗した際の信頼感は抜群で、17回騎乗して【5.6.1.5】、勝率29.4%、連対率64.7%、3着以内率70.6%と神懸かった数字を残している。
なお、逆に4番人気では2着が1度あるものの【0.1.0.4】と信頼感はイマイチ。JRA・G1通算81勝を誇りながら5番人気以下の勝利がない武豊騎手だが、桜花賞で5番人気以下になると馬券圏内さえない。スウィープフィートが当日、何番人気になるかは重要なファクターだ。
一方、川田騎手が騎乗するクイーンズウォーク(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)は、前哨戦のクイーンC(G3)の勝ち馬だ。
川田騎手とのコンビでデビューから上がり3ハロン33秒台を記録し続ける抜群の切れ味は、重賞初挑戦となったクイーンCでも猛威を振るった。中団やや後方で府中の最後の直線を迎えたクイーンズウォークは、外に持ち出されると矢のような末脚を発揮。馬群から抜け出した際にやや気を抜いてしまう課題は見られたものの、アルセナールの追撃をクビ差でしのぎ切っている。記録した上がり3ハロン33.4秒は3戦連続のメンバー最速となった。
ちなみに川田騎手はこれまで桜花賞に14回して3勝。勝率21.4%、3着以内率28.6%と武豊騎手の相性には及ばないものの一昨年のスターズオンアース、そして昨年のリバティアイランドと現在、桜花賞を連覇中だ。今年は前人未到の3連覇に挑む。
なお、川田騎手が桜花賞で3番人気以内の実力馬に騎乗したことは4回しかないが、2勝3着1回とこちらも安定感は抜群。唯一、馬券圏外に消えたダノンファンタジー(1番人気)も4着だった。そして、こちらも4番人気以下に騎乗した際はスターズオンアース(7番人気)で1勝した以外は、すべて馬券に絡んでいない。クイーンズウォークの当日の人気にも注意を払っておきたいところだ。
傾向から見えた「馬単1点」とは
果たして、今年の桜花賞を勝つのは最多6勝目を目指す武豊騎手か、3連覇を目指す川田騎手か、それとも……。
ちなみに桜花賞と抜群の相性を誇る武豊騎手だが、勝利は2004年のダンスインザムードが最後。また、川田騎手のクイーンズウォークが所属するサンデーレーシングは、牝馬限定G1に滅法強く、2022年の秋華賞(G1)から10連勝中である。
こういった近年の傾向に丸乗りするなら川田騎手→武豊騎手の馬単1点がオススメだろう。
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