桜花賞(おうかしょう)は、JRAが施行する牝馬三冠競走(桜花賞・優駿牝馬・秋華賞)の第一関門で、開催条件は阪神の芝1600m。5着までに優駿牝馬(オークス)の優先出走権が与えられる。
イギリスの「1000ギニー」を範として、最もスピードのある優秀な牝馬の選定、および優秀な繁殖牝馬の選定を目的に創設された中山四歳牝馬特別が前身。1947年から現在の名称である桜花賞に改称され、京都競馬場での開催に変更されたのち、1950年から阪神競馬場で定着した。
1995年より指定交流競走とされ、地方競馬所属馬も出走可能になり、2004年からは外国産馬にも開放された。2010年から国際競走に指定され、外国馬も出走可能となっている。2007年以降は新設された外回りコースとなり、かつて「魔の桜花賞ペース」といわれた激流も近年は鳴りを潜めている。