「桜花賞男」武豊がリバティアイランド断然ムードに待った! 2週連続G1制覇をジェンティルドンナ、アーモンドアイも後押し

9日、阪神競馬場にて牝馬三冠の第1ラウンド、桜花賞(G1)が開催される。
阪神ジュベナイルF(G1)を勝利したリバティアイランド陣営は、かなり早い段階から桜花賞に直行するローテーションを表明。他馬を圧倒する走りで2歳女王に輝いたこともあってか、戦前から本馬の一強ムードが漂っている。4日現在、『netkeiba.com』が公開している単勝予想オッズも単勝1.5倍と、断然人気が予想されている。
今年は牡牝ともにクラシックの前哨戦の勝ち馬が入れ替わっていることや、その前哨戦で有力視された馬が参戦しなかったこともあって、混戦模様を呈している。それだけに最優秀2歳牝馬に選出されたリバティアイランドが、桜花賞の本命と目されるのは仕方ない側面もある。
「桜花賞男」武豊騎手が断然ムードに待った!

だが、それに「待った」をかける存在がいるのも確か。その最右翼が武豊騎手とのコンビを予定しているライトクオンタム(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)だろう。
競馬界のレジェンドと呼ばれる存在にふさわしく、武豊騎手はさまざまな記録を持つジョッキーであるが、桜花賞では史上最多勝の記録も持っている。2年目の1988年にシヨノロマンで2着に入ったのを皮切りに、ここまで29戦5勝2着7回3着1回の成績を残してきた。勝率17%、連対率41%、複勝率44%と10回に約4回は馬券圏内に入っている桜花賞は、非常に相性のいいレースである。
勝ち星自体は2004年のダンスインザムードから遠ざかっているが、17年は名牝リスグラシューで2着、20年は快速馬レシステンシアで2着、そして昨年はウォーターナビレラでハナ差の2着と過去10年で3回の2着をマーク。勝利にはあと一歩のところで届かなかったものの、「昭和の桜花賞男」河内洋騎手(現調教師)に続く、平成・令和の「桜花賞男」とも言える活躍を見せてきた。
一方、コンビを組むライトクオンタムの方だが、新馬戦を逃げ切って完勝したあと、2戦目に選んだのがシンザン記念(G3)。出遅れて後方からの競馬になったものの、逃げ粘るペースセッティングを直線であっさり捕まえ、1馬身差をつけて勝利している。
シンザン記念優勝馬が桜花賞を制したケースは、12年のジェンティルドンナ、18年のアーモンドアイといった三冠牝馬2頭の例がある。牡馬を蹴散らして重賞勝利を挙げた点には、高い評価が必要だろう。
また、ライトクオンタムは国内にわずか6頭しかいないディープインパクトのラストクロップの1頭。中でも現時点で最もG1勝利に近い位置にいるとも言える。もし、ここで勝利を挙げればディープインパクト産駒がすべての世代でG1を制覇するという大記録を達成することになる。
ジャックドールに騎乗した先週の大阪杯(G1)を見事な逃げ切り勝ちで制したばかりの武豊騎手。2週連続のG1制覇に成功すれば、2005年の秋華賞(エアメサイア)と翌週の菊花賞(ディープインパクト)以来の快挙となる。
昨年ウォーターナビレラで初G1を獲り逃した武幸四郎厩舎の初G1制覇をはじめ、鞍上も馬も記録のかかった1戦だ。
相手は世代ナンバー1の呼び声高い馬、鞍上はドバイワールドC(G1)を制し、リーディングトップを独走する川田将雅騎手と手強いが、現在の勢いに乗るレジェンドなら2週連続のG1制覇があっても不思議ではない。
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