
JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
先週末、丸山元気騎手による『公開説教』が行われたこの日、もう1つ騎手同士によるアクシデントがあった。
3Rの2歳未勝利戦で、横山武史騎手が騎乗したアルムポルックスは単勝4.1倍と、押し出されるように1番人気となったが、本人は「レースに行くまでの行儀が悪くて、その辺が改善しない」と不安を募らせていたようだ。案の定、レースは11着に惨敗……。
競馬ではよくある話だが、レース直後にはファンから心無い言葉も。感情的になった3年目20歳の横山武騎手は悔しさのあまり、ブーツを拭いたタオルを感情任せに投げ捨てた。
しかし、あろうことか、それが先輩に直撃してしまったのだ。
「お前ふざけんな!ナメてんのか!」
そう声を荒げたのは4年目の荻野極騎手だ。本来なら平謝りすべきシーンだが、あろうことか横山武騎手は苦笑いのまま釈明……。当然、先輩は「ヘラヘラしてんじゃねえよ!」と一触即発ムードだったという。荻野極騎手はその後もなかなか怒りが収まらなかったようだ。
「完全に横山武騎手が悪いんですが、よりによって荻野極騎手に当てるとは……。さすがに周囲はヒヤヒヤだったそうです。というのも荻野騎手は今、不審の真っ只中。このレースでも8着が善戦といえるほどの14番人気の馬に乗っていました。結局、先週は未勝利でしたし、チャンスがない馬の騎乗の数も増えています」(競馬記者)
かつてはデビュー2年目に昨年47勝を上げ、同期の藤田菜七子騎手と並んで『日刊スポーツ』が主催する『中央競馬騎手年間ホープ賞』を受賞した荻野極騎手。
しかし、若気の至りだったのか、デビュー3年目となった昨年辺りから、レース後などの取材にも「何も言うことはない」「馬が走らない」など素っ気ない発言を連発……。メディアだけならまだしも、多くの関係者からも「天狗になっている」と、すでにNGが出ている厩舎もあるようだ。
そんな経緯もあり、3年目には30勝と勝ち星が減少。4年目の今年に至っては、ここまで(11日現在)わずか16勝と「若手のホープ」と呼ばれた頃の姿は見る影もない。
「その一方で、同期の藤田菜七子騎手が活躍して大きな注目を浴びていますから。荻野極騎手からしても思うところはあると思いますよ」(別の記者)
同期の活躍による焦りや、自身の立ち振る舞いが呼び込んでしまった不振……荻野極騎手はそんな境遇の中で、無邪気な後輩にタオルをぶつけられてしまったわけだ。
「いつもニコニコしている横山武騎手ですが、荻野極騎手でなくとも『ヘラヘラするな』と不快に思う関係者も。まあ、この辺りは受け取る側の人によるというか、紙一重だと思いますが、弱肉強食の世界である分、“やっかみ”も多いですからね。横山武騎手の場合、バックには大御所の横山典弘騎手がいますし、名手の2世騎手だけに『ナメてる』と思われても不思議ではないでしょう」(同)
ちなみに荻野極騎手の両親は競馬関係者ではないそうだ。そんな“ビハインド”を跳ね退けて活躍している騎手は多くいるが、厳しい時に寄り掛かれる関係者が少ないというのは、なかなか辛いものなのかもしれない。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】