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リバティアイランド、ライトクオンタムが「共倒れ」危機!? 三冠レース「23戦0勝」×G1「14戦0勝」の“厩舎力”に疑問符!?

リバティアイランド、ライトクオンタムが「共倒れ」危機!? 三冠レース「23戦0勝」×G1「14戦0勝」の厩舎力に疑問符!?の画像1
リバティアイランド 撮影:Ruriko.I

 いよいよ2023年のクラシック戦線が幕を開ける。9日に阪神競馬場で行われるのは、牝馬クラシックの第1弾、桜花賞(G1)。今年はリバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)の断然ムードとも、ライトクオンタム(牝3歳、栗東・武幸四郎厩舎)との二強ともいわれている。

『netkeiba.com』が公開している想定オッズは、6日現在でリバティアイランドが単勝1.5倍の1番人気で、これを4倍台のライトクオンタムが追う展開。続く3番人気想定のハーパーが14倍台なので、やはりこの2頭が主役候補といっていいだろう。

 これまで3戦2勝のリバティアイランドは、最後の直線で前が開かない窮屈な競馬を強いられ、不完全燃焼の競馬だった昨秋のアルテミスS(G3)が唯一の敗戦。もし前走の阪神ジュベナイルF(G1)と同じ末脚を発揮できれば、あっさり一冠目を手中に収めることになるだろう。

 一方で2番人気が濃厚のライトクオンタムは2戦2勝とキャリアが浅い点は気になるが、シンザン記念(G3)を2戦目で勝利している点は素直に評価すべきだろう。また新馬戦で逃げ切りVを収めているように自在性がある脚質も魅力だ。展開によっては無傷の3連勝で桜の女王に輝いても何ら不思議はない。

 二強が大きく崩れることは考えづらい今年の桜花賞だが、まったく不安がないわけではない。リバティアイランドとライトクオンタムがそろって抱えているのが“厩舎力”の弱みである。

三冠レース「23戦0勝」×G1「14戦0勝」の“厩舎力”に疑問符!?

 リバティアイランドを管理する中内田厩舎は、21年に初の全国リーディングに輝くと、昨年も同3位に食い込むリーディング争いの常連。今年も先週末時点で2位に3勝差をつけ、単独トップに立っている。

 14年の開業から区切りの10年目を迎えたが、すでにG1を5勝。そのすべてを桜花賞と同じ阪神芝1600mを舞台に挙げているのも心強い。

 ただし、以前からいわれているようにこの厩舎の管理馬は早熟タイプが多い傾向にあるのも事実。2歳時に圧倒的な強さを見せていても、3歳以降に結果が出なくなる馬も少なくない。

 特に牡馬・牝馬の三冠レースでは1番人気に4度推されているにもかかわらず23戦0勝と未勝利。昨年に完成度の高い走りを見せたリバティアイランドも典型的な早熟馬という可能性がゼロではないだろう。

 片やライトクオンタムを管理する武幸厩舎は今年で開業6年目。まだ全国リーディングでトップ10入りしたことはないが、21年に34勝を挙げて自己ベストの19位にランクインした。昨年は28位とやや成績を下げたが、今年は先週末時点で19位と盛り返している。

 昨年の桜花賞には今年と同じ兄・武豊騎手とのコンビでウォーターナビレラを送り込んだが、ハナ差で惜敗。1年前の経験を糧に、雪辱を誓っていることだろう。

 ただし、調教師としてはいまだG1未勝利。のべ14頭を出走させてきたが、いずれもG1の壁に跳ね返されている。

 これまでの2頭の走りから、予想オッズに近い人気を集めるのは間違いないだろう。しかし、中内田厩舎は三冠レース未勝利、武幸厩舎はG1未勝利という現実が重くのしかかる。もしこの2頭がそろって馬券圏外に沈むようなら、大波乱の桜花賞になることは間違いないだろう。果たして2強の牙城を崩す馬は現れるか。

GJ 編集部

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