「ひろゆき」まさかの登場!「ギャンブルやるやつはバカ」の真意……「日本カジノ」「麻雀Mリーグ」ギャンブル時事に鋭く切り込む
ひろゆき:シンガポールは、自国民の1回入場料が100シンガポールドル(約8,000円)かかります。現地の金持ちに遊んでもらって、その儲けを国民に還元していくというシステムならばいいと思うし、日本もそれならうまくいくんじゃないですか。※日本のカジノは、現時点日本人客1日あたり入場料6,000円を取る予定
麻雀界の大革命「Mリーグ」発足
――先日サイバーエージェントさんが麻雀プロリーグ「Mリーグ」発足を宣言しました。電通など大手企業がスポンサーとなり、Jリーグ初代チェアマン(現相談役)川淵三郎さんが最高顧問、サイバーエージェント社長である藤田晋さんがチェアマンを務めるなど、かなり話題を集めています。
ひろゆき:え、そうなんですか! 知らなかった。
――ひろゆきさんも麻雀を遊ばれるそうですが、この「Mリーグ」がブレイクする可能性はあると思いますか?
ひろゆき:「成功した」ってサイバーエージェントが言い続ければ「成功」になるんじゃないですか?サイバーエージェントはAbemaTVも具体的な数字は出さずに「成功した!」っていうリリースがくるという印象なので(笑)。
――(笑)。たとえば、Jリーグのように広く浸透する可能性は……。
ひろゆき:それは、可能性としてゼロとはいいませんけど難しいでしょ(笑)。だってパッと見てルールとか点数計算わかるの、麻雀経験者だけじゃないですか。
あと基本的に「不正し放題」じゃないですか? 録画放送ならいいですけど、仮に生放送で会場に観客を呼んだ場合、観客はみんな誰がどの牌を持っているかわかっている状況ですよね。そこで観客が選手に「サイン」を送ることもできちゃうし、それをやっても絶対にバレない。「不正が完全にない」と証明するのが難しいですよね。仮にゲームは「密室」でやるとして、観客は別会場で観戦しましょうとなった場合、今度は観客が集まらないような気がしますし。
――外野がゲームに興奮して「その牌きてるよ!」とか叫んだらその時点で終わりですしね(笑)。
ひろゆき:客が大きな声出したらそれで終わりですよ(笑)。将棋とかチェスでも難しそうな部分があるのに、麻雀でそれをやるのはさらにハードルが高いかと。無理だとは思わないけど……。
――ちなみに「Mリーグ」は2022年の北京冬季五輪の室内競技になることを目標とし、発足された部分もあります。※囲碁などを国際競技として認定する「国際マインドスポーツ協会」が、競技麻雀を認定、これを機に関係者が五輪種目化を目指している。
ひろゆき:世界中でやってて歴史もあるチェスが五輪種目にならないのに、東アジアしかやってなさそうな麻雀が五輪種目って違和感ありますね。
――意外と世界中でやる人は多いんです。
ひろゆき:そりゃ、百人一首やってるフランス人もいますからね(笑)。
――まだ希望的観測も強いとは思います。
ひろゆき:決めるのはIOC(国際オリンピック委員会)ですからね。IOCで麻雀好きな人、どれくらいいるのかなあ……。
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鋭い視点で整然とした意見をよどみなく語って下さったひろゆきさん。おそらくギャンブルに興味はないのでしょうが、丁寧に受け答えしてくださってありがたい限りでした。
インタビュアーとしてはほぼ涙目な瞬間もあり、力不足を感じるばかりでしたが、「これぞひろゆき!」というべきか、常人の及ばない頭脳の瞬発力を感じます。いつかまたインタビューがかなったら、今度はもっと成長した姿を見せたい!と勝手ながら気持ちを新たにした次第です。
結論ですが。
ひろゆきさん、ギャンブルやったらめちゃくちゃ強そうだな……。
(文・写真=編集部)