フェブラリーS(G1)コパノキッキング「Dr.コパ」からファンに最後のお願い!? 藤田菜七子騎手をG1初制覇に導く「秘策」とは
17日には東京競馬場でJRA・G1の開幕戦フェブラリーS(G1)が行われる。
今年も武豊騎手が騎乗する6連勝中のインティ、ダート界No,2のゴールドドリーム、それを破った若き彗星オメガパフュームなど大混戦が予想されるが、今年ファンから最も「熱い視線」が集まっているのは、間違いなくG1初参戦となる藤田菜七子騎手だろう。
「菜七子ブーム」と呼ばれたデビューから約3年。ついにG1の舞台にたどり着いたヒロインを陰ながら支え続けてきた一人が、今回コンビを組むコパノキッキングのオーナー「Dr.コパ」こと小林祥晃氏だ。
そこでGJ編集部は、Dr.コパさんを直撃。歴史的一戦に懸ける思いをうかがった。
――今回はお忙しいところ取材を受けていただいて、ありがとうございます!
Dr.コパオーナー(以下、コパ):こうやって取材とかに出て、いろいろ言われることもあるよ。だけど、俺は騎手や調教師といっしょになって馬主も盛り上げていった方が、競馬はより面白くなると思ってる。
俺も昔、タケシバオー(殿堂馬)のオーナーさんを見て「いつか、ああいう風になりてえなあ」って憧れたもの。
――今年のフェブラリーSは、藤田菜七子騎手がコパノキッキングで挑戦することが大きな話題になっている。
コパ:競馬ファンはもちろんだけど、競馬をやらない人からもたくさん「頑張ってください!」ってメールが来たよ。普段、全然競馬に関心もないのに、わざわざ連絡してくれたんだ。うれしいよね。この間だって、競馬と関係ない女性雑誌の取材があったしね。
――前走の根岸S(G3)を勝って、サプライズ的に藤田菜七子騎手での挑戦が発表された。
コパ:その方が面白いでしょ(笑)。実は「2月に彼女の『運気』が上がってくる」って去年からずっと思ってたの。
それで1月末に俺の馬(コパノピエールで2019年初勝利)に乗ってもらって、根岸Sを(コパノ)キッキングが勝ってすぐに連絡した。早めに伝えて彼女の気持ちを奮い立たせれば、本番に向けて調子も、何より運気もどんどん上がると思ったから。
――レース当日には、コパさんのミヤケにも騎乗する。