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JRAダービー馬ワグネリアン「春全休」。札幌記念(G2)復帰に、今年も心配な宝塚記念(G1)……出走馬は?

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「今年も、ということになってしまいますが、宝塚記念(G1)のメンバーが心配ですね。毎年、春競馬が開幕する頃には『超豪華メンバーになるのでは』と期待を集めるんですが、近年はとにかく回避が相次いでいる状況で……。

昨年も有力馬が相次いで回避したこともあって、すでにピークを過ぎていた感のあるサトノダイヤモンドが押し出されるように1番人気に。結局、レースは7番人気の伏兵ミッキーロケットが勝って、三連単は49万馬券の大荒れとなりました。

今年も大阪杯で2着したキセキや、4着馬のマカヒキが出走予定ですが、一方でワグネリアンを始め、有力馬の回避情報がチラホラ……。有馬記念(G1)と並ぶグランプリですから、良いメンバーになってくれることを期待したいですね」(同)

 また宝塚記念のレベル低下には、大阪杯が2017年からG1昇格を果たしたことも関係がありそうだ。

 ちなみに昨年の宝塚記念で1番人気だったサトノダイヤモンドの前走は、大阪杯で7着。決していい結果とはいえなかったが、そのサトノダイヤモンドに先着して、宝塚記念に出走したのは6着だったダンビュライトだけだった。

「4月の大阪杯がG1に昇格したことで、有力馬の始動が早くなりました。そのため春競馬を使って、6月後半の宝塚記念を使わずに秋に備える馬が増えましたね。

どちらも阪神内回りコースで行われる中距離戦ですが、今やその立場は逆転。今年も宝塚記念は、大阪杯よりもメンバーの質が落ちることが濃厚ではないでしょうか」(別の記者)

 他には大阪杯で復活勝利を上げたアルアインが、宝塚記念と安田記念(G1)の両睨み。レイデオロやスワーヴリチャードなど、ドバイ組の次走も気になるところだ。

 一方の安田記念はペルシアンナイトや、サングレーザーなどの大阪杯組が新たに出走予定。すでに金鯱賞(G2)を快勝したダノンプレミアムが出走を表明するなど、例年以上の豪華メンバーになりそうだ。ここから何頭が春のグランプリに挑戦してくれるだろうか……。

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