JRA金子真人氏「14億円爆買い」の真相!? サラブレッド生産界を襲った歴史的事件を胸に「第2」のディープインパクト誕生?
世界最大規模の競走馬セリ市・セレクトセールは、「アドマイヤ」の冠で高名な近藤利一氏がディープインパクト産駒を4億7000万円で落札するなど、2日間トータルの落札総額は約205億の新記録。今年も大盛況で幕を降ろした。
そういった中、特に目立ったのが2日間で13頭を落札し、合計14億2900万円の“爆買い”が話題を呼んだ金子真人(名義は金子真人ホールディングス(株))オーナーだ。
金子氏といえば、日本最高といわれる相馬眼の持ち主で、昨年は所有馬のワグネリアンが日本ダービー(G1)を制覇。今年もヴェロックスが皐月賞(G1)2着、ダービー3着と春のクラシックを沸かせたことが記憶に新しい。
そんな“神の眼”を持つ金子氏が、一体どうやって名馬の卵を選り分けているのか。個人馬主としては突出した成功者だけに、超一流のバイヤーや調教師がサポートしていてもおかしくはないのだが、近しい関係者は首を横に振る。
「今年もアドマイヤの近藤さんと友道康夫調教師がベッタリだったように、有力馬主を有力調教師がサポートするのがセレクトセールの定石です。しかし、そんな中でも金子さんは取り巻きをつけない稀有な人。自分の相馬眼に絶対の自信を持っており、今年も1人で真剣に落札候補を見ていましたね。
ただ、最近は『金子さんが競る馬は走る』というのが浸透しており、その動向をマークして馬を選んでいる人もいるほど。あれだけ成功すれば仕方ないかもしれませんが、そのせいで欲しい馬を手に入れられなかったことも、しばしばあったようです。
ただ、今回はとにかく積極的でしたね。リアリストの金子さんらしくないといえば、そうかもしれませんが、今年は一声、ふた声、“踏む込み”が深かった印象があります」(関係者)
たしかに金子氏の落札馬は昨年9頭から今年13頭に増加。落札価格も9億円から14億円に大幅アップしている。それだけ優良な産駒が揃っていた面もあるだろうが、関係者の話ではそれ以上に金子氏ならではの“事情”があったという。
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